こだわり通信
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第91号 こだわり通信 

2011.2.24

【今月の目次】


今月のひとり言

いつもありがとうございます。
年初ということで、皆さんもいろいろな目標を立てられたことと思います。
当然のことですが、ただ立てただけでは目標は達成しません。当然ですよね。 緻密な方針を立て、戦略を練り、戦術を細かく決め、実際に行動する。そこまでしてもうまくいかないことがいっぱいあります。
「何でうまくいかなかったのだろう?」と後から思い返したときに、「自分は本当に本気でやったかな?」と反省することってありませんか?
では「本気」ってなんでしょうか?

<本気とは・・・>

本気とは、すべてに感謝したくなること
本気とは、最も苦手なことから、やりたくなること
本気とは、可能性に影響されなくなること
本気とは、何かを捨てること
本気とは、何かを犠牲にすること
本気とは、自分の人生を「賭ける」こと
本気とは、それしかできないように自分を追い込むこといわゆる、背水の陣である
本気になれば、不思議とシンクロが起き、助けが起こり すべてがその方向に動いていく
本気の人にはかなわない
本気でやれないことはない
さあ 今こそ内なる「本気」を呼び覚まし、開放しましょう。

本気になっている「つもり」になっていたのかもしれません。
本気に挑戦していきます。  

柴 健宏

「ゴディバ」と「立春朝絞り」のキャンペーン結果


ゴディバ1月のキャンペーン商品、「バレンタインゴディバ」と「開華 立春朝絞り」はおかげさまで完売となりました。
本当にありがとうございました。

 「ゴディバ」は「常連様に日頃の感謝の気持ちを形に」という企画で、当初200本をご用意して いましたが、追加発注を数多くいただきまして最終300本となりました。
これをいただく常連のお客様に喜んでいただき、お店様も喜んでいただけるのだろうと思うと、 本当に心から嬉しい気持ちになります。
ありがとうございました。

「立春朝搾り」は立春の朝に絞った、絞りたての生酒を当日にいただける企画で、

「常連のお客 様に2月4日に来店してもらうきっかけができて良かった」
「常連のお客様へのサプライズにな れそうで良い」


とのご意見を頂戴し、喜んでいただけそうです。
こちらも当初限定120本の予定でありましたが、どうしても欲しいとのお客様からのご希望が多く寄せられ、蔵元にお願いいたしまして、何とか192本の確保で締め切らせていただきました。
来年はもっともっと、2月4日の立春にお客様をお呼びして喜んでいただける「立春朝絞り」を、皆様にお伝えしていけますよう尽力してまいります。
本当にありがとうございました。

柴 泰宏

賀詞交換会レヴュー

賀詞交換会レヴュー年頭恒例となりました、柴田屋酒店賀詞交換会がジャックポットプランニング様のラ・ベファーナ汐留店様で行なわれました。

今年はお店に入れ切れないほどのお客様、お取引先企業、サポート企業の皆さまに お越しいただきました。感謝の言葉もありません。
弊社、社長柴よりのご挨拶、株式会社スターツ柴田様のご乾杯の音頭で和やかで、楽しい時 間が始まりました。

お越しのお客様に少しでも情報や横の繋がりを創っていただきたいと、懇親、名刺交換の時間 を多く取りました。
ご挨拶、2011年の抱負などを、株式会社マチルダ田川様、株式会社アップ ストリーム吉田様、株式会社オケイ片寄様にいただき、特に今回お招きいたしましたフードリンク安田社長には2011年の動向をお話しいただきました。今年はビストロやバールのトレンドが来るとのこと。これは洋物という括りだけでなく、価格帯や使い勝手の良さが求められるのではないかと感じました。

賀詞交換会レヴュー

業態とらわれず、手軽なワインもキーワードではないかと感じ、これは柴田屋の出番だと勝手に自負しております。 弊社、お客様応援室の出からは、2011年は勝ち負けがはっきりついていく年の始まり、しっかりお客様を獲得していかないともっと厳しくなるであろうとの展望がありました。どうぞ、皆さまお客様応援室活用してください。

中締めは会場を提供していただきました、ジャックポットプランニングの吉中様に心強いお言葉をいただき、盛況の中閉会いたしました。柴田屋は私共との絆だけでなく、試飲会や勉強会などを通じてお客様同士の繋がり、絆を創っていく機会を今年も数多く開催していくつもりです。是非、ご参加くださいませ。

 

サポーター企業ご紹介
<畑から生まれた野菜屋 株式会社マチルダ>
株式会社マチルダ

飲食店様をお客様として商売をさせていただいていると、酒屋だけでなくいろいろなベンダーや業者様を知ります。
そんな企業様の中でも柴田屋と理念の合う企業様がいらっしゃいます。そんな企業様とはお互いにお客様のために情報交換やご紹介をさせていただくために、サポート企業として今後、不定期ですが、ご紹介していきたいと思います。

その第一弾は「株式会社 マチルダ」田川浩子社長にお話しをうかがってまいりました。
マチルダという社名は映画「レオン」の女の子の名前から付けました。可愛くて強いイメージで すね。
昔、シシリアンルージュというトマトを産地で見る機会がありまして このトマト、加熱すると本当に美味しい。惚れ込んでしまってセミド ライトマトを造ってしまったくらいです。 このトマトを私が売りたいという気持ちがスタートだったように思います。
あんまり好きで会社のロゴにしてしまいました。 お店の方はなかなか良い素材の情報が得づらい。生産者は良い物を造れるけど、上手く流通させることができない。 実際、生産者が自分で販売をして、きちんと管理できなかったり、消費者とトラブルになるケースって本当に多いのですね。
でしたら、生産者はしっかりと良い物を造ることに専念していただいて、お客様の要望や情報を私共が集める、生産者の想いをお客様にきちんと伝える。そんな生産者とお客様を繋ぐ仕事をしたいと思っております。こだわりの野菜たちを扱っておりますので、生産量は多くありません。ですので、大手様より、個店のNO.1八百屋になりたいですね。

株式会社マチルダ今はお店からの注文をただ受けるだけでなく、お店の要望やイメージをお聞きして「お任せセット」をやっています。私共のスタッフは産地の情報が早い。出来不出来も確認できます。それをお店の方に伝えて確認を取っていたら間に合いません。 お店の方とのコミュニケーションをきちんと確立して、注文をお任せいただく。スタッフにとっては素晴らしいモチベーションになりますし、お店の方も箱を開けて見なければ何が入っているかわからない。料理の想像性が増すのではないかと考えております。 取材の中で、野菜を使ったカクテル、お酒の話しになりました。これは柴田屋としても良いジョイントになると、マチルダ様から野菜の提案をいただいて、SHIBARで開発したいと思います。来月のチェンジザメニューに乞うご期待。 マチルダ様。ありがとうございました。
(取材 お客様応援室 出 和樹)

株式会社マチルダ 
お問合せ 03-3406-5788  
株式会社マチルダ ウェブサイト
お問合せはお気軽に。

 
「お客様応援室」より〜飲食店はカフェ化していく(3)

皆さん、お疲れ様です。
2009年のデータですが、飲食業の倒産件数は8年連続で増加傾向となっており、2010年も決して少なくはならないと私は感じています。はっきり申し上げて現状の市場規模に対して、飲食店の数が多すぎる。
パイが膨らむ可能性はほとんどありませんから、お客様に選ばれるお店創りをしなければなりません。
至極当然の帰結ですね。

お客様のサードプレイスになること。前号までそんな主旨でお話ししてまいりました。サードプレイスって何だ?とお問合せいただきましたので、重複いたしますが再度お話しします。ファーストプレイスが家庭。仕事場や学校など社会生活を通常営んでいるところがセカンドプレイス。そして、ファーストプレイスとセカンドプレイスの間に在る、ファーストプレイスとセカンドプレイスの往復の間に行きたくなるところと言いましょうか、自分の身と心の置きどころがサードプレイスと私は把握しております。

習い事やコミュニティもサードプレイスになり得ますが、やはり飲食店が筆頭になる位置にあるのだと思います。ここで留意してほしいのがファーストフード(牛丼、カレー、ハンバーガー等)はサードプレイスには位置づけづらい。これらは単に食事という欲求、需要を満たすだけの施設です。絶対になり得ないとは申しません。牛丼食べるなら、○○の▲▲店。という方もいらっしゃいます。実はここも一つのポイントです。

皆さんのお店は大手チェーンの価格に勝てますか?あんなの不味い、うちの料理とは違う。そうおっしゃる方もいるでしょう。
そうでしたらあえて問います。明らかに誰でもわかる明確な差異を示せますか?だから、この料理は700円なのだと示せるでしょうか?
いや、わかるお客様だけ来てもらえればいい。そのお客様自体が減少しているのです。

そうであるならば、「行きたくなる店」「つい行ってしまう店」になっていくしかないですね。それこそまさしくサードプレイスです。
その感覚とウォンツをコンセプトにしているのがカフェの成り立ちです。料理や飲み物も含めて、お客様の「居心地感」が大切だと思います。居心地が良いからこそ、また来たいという感情が芽生えます。飲食をするというだけでなく、そこで過ごす時間に見合うことがお客様の選択ではないでしょうか。そしてそれは「感情」です。決して「勘定」ではありません。不況とはいえそれほど日本の消費動向は逼迫していません。

お帰りになるお客様の満足度を気にかけていますか?このお客様はまた来てくれるだろうかと自身に問うていますか?
良いカフェ(恒常的に集客している飲食店でもいいです)に行ってみてください。
「いらっしゃいませ」と「ありがとうございます」が明らかに異なるはずです。
ありがとうございます。

      
セミナー情報
柴田屋お薦め
「飲食業の計数管理セミナー」

現場が理解しやすい実際の飲食店で起こる事例数値を使って、自分で算出していくので、本当にわかりやすいセミナーです。
会社全体の業務改善を長年実施してきたため、会社の歪みを明確にし、改善ポイントの洗い出しと、改善案の構築に自信があります。 また、数値管理を噛み砕いて現場に対して落とし込みを行い、現場のスタッフが自ら考え行動を起こせる仕組み作りを得意とします。

主催 : 株式会社アスター  
日程 : 
【基礎編】 2011年2月16日(水) 13:30〜15:30
【上級編】 2011年3月16日(水) 13:30〜15:30  
会場 : 寺岡精工 東京ショールーム
     品川区大崎2-3-13 JR大崎駅から徒歩5分  
参加費: 無料  
定員 : 60名(先着) 
持ち物: 電卓、筆記用具  
講師 : 東海林健太郎
*お申し込みは柴田屋担当営業よりFAX申込書をご請求ください。

第6回S1サーバーグランプリ全国大会

第6回S1サーバーグランプリ全国大会柴田屋も応援する、S1サーバーグランプリ全国大会のご案内です。
今年は日本全国9地区から勝ち上がった10名のファイナ リストたちが競い合います。より、現場の方に学びとなるレギューレーションになりました。   
皆さまシフトを調整して是非、観に来てください。   
お客様に支持されるお店の本質がわかります。

日程 : 3月8日(火) 12:00(開場)〜17:00   
会場 : 中野サンプラザ 
※大会終了後から、著名飲食業経営者、マスコミ、ファイナリストを一同に会した
【大交流会】が行なわれます。こちらも新しい仲間や情報を得るチャンスです。  
チケット : 
前売¥4,000 
当日¥5,000 
大交流会¥5,000          
お得な観覧券と大交流会参加券、両方がセットになったチケットもございます。
*お得なチケットは柴田屋で販売しております。担当営業にお問合せください。

柴田屋ワインアドバイザー・ソムリエ試験対策勉強会スタート!

日本一の酒屋になるには、ワインこそ柴田屋とご支持いただくためには、私共がワインの提案ができなくてはなりません。
そこで自ら背中を見せようとワインアドバイザーの資格を取りました。
それから毎年社内で勉強会をしております。

メルシャン社 藤代先生今年はメルシャン様のご協力を得ることができ、より試験対策として実践的な勉強ができる 体制を整えることができました。
このような素晴らしい機会と環境を社内のみではもったいないと、社内で協議いたしまして、 お客様も受講できるよう体制を整え1月27日 ソムリエ試験対策勉強会がスタートしました。
社内+お客様の総勢60名、同級生として全員合格を目指します。
試験まで長い闘いです。
皆さん、途中であきらめずがんばっていきましょう!
メルシャン社 藤代先生、ヨロシクお願いします!
必ず付いていきます。

セミナーレポート

前号でご案内した「エラスリス プレミアム試飲会」を1月24日に行いました。
先着順とさせて頂きましたが、数日で定員となり締め切らせて頂きました。お申込をいただいてご参加 いただけなかったお客様には申し訳なくお詫び申し上げます。

伝統 < 価値

エラスリス プレミアム試飲会今やこの『価値』という時代に入り、ニューワールドワインが世界的にどんどん評価を上げています。 そんな中、オーパスワンや5大シャトーを数々のテイスティングで破ったチリワインの「エラスリス」のテイスティングの機会を創れたのは柴田屋としても大変嬉しい企画でした。 当日はソムリエ、オーナーシェフのみなさんと順位を投票しました。 比較することで更にエラスリスの素晴らしさを再認識できました。 さて、順位ですが

第1位 チャドウィック '07
第1位 オーパスワン '06 (同率一位)
第3位 ドンマキシミアーノ '06
第4位 KAI '08
第5位 CHムートンロートシルト '07

インポーター試飲会情報

春の足音はまだまだのようですが。春のワインメニューについては考えておいた方がよい季節です。

ルイ・ジャド2009ヴィンテージ バレルテイスティング&セミナー

日本リカー株式会社主催。ブルゴーニュワイン、ルイ・ジャド社のプルミエクリュ・グランクリュワインを中心に、2009年ヴィンテ ージをいち早く皆様にご紹介すべく、バレルテイスティングを開催致します。 共にルイ・ジャド輸出部長オリヴィエ・マスモンデ氏のセミナーも行ないます。
日時 : 2011年2月18日(金)
     12:50受付 13:00〜17:00
場所 : ザ・プリンス・パークタワー東京 B2F「きんもくせい」

第11回株式会社スマイル 試飲会

新入荷商品を中心に売れ筋商品のご紹介をさせていただきます。
各国からの生産者の来場も予定しております。
日時 : 2011年2月22日(火)
     11:30〜16:30
場所 : 渋谷エクセルホテル東急 6階 プラネッツルーム
来場予定生産者 ドメーヌ・マス(フランス・ラングドック)、エクセラー(フランス・ボルドー) 、コノスル(チリ)、ペタヴェル(オーストラリア)
※事前のご予約が必要です。柴田屋担当営業にお問合せください。

「倉庫ツアーでメニュー一新、ご商売繁盛!」

倉庫ツアーでメニュー一新、ご商売繁盛!かねてより、お客様にご案内してまいりました、柴田屋倉庫ツアー。
1月には、大小あわせて15組のお客様をご案内することができました。
わざわざお越しくださった皆様、本当にありがとうございます。
お客様の感想で1番多かったのが、
「どんな在庫があるのか、知りたかった」
「そろそろメニュー変えたかった」という声でした。

常時2000〜3000アイテムあるワインや、300〜400アイテムある輸入ビールをみて、 皆様驚かれます。 お客様の探しているアイテムやご商売へのヒントが、実際商品アイテムを見ていただくことで生まれることもあるかと思っております。
また、普段、お客様とお顔をあわせることのできない社員たちにとっても、学びと気付きの場となります。
是非、一度見学にいらして下さい!社員一同お待ちしております!

編集後記

KODAWARI通信の編集をさせていただいて、正業がコンサルタントである私にとっても本当に学びがあると、この業務に感謝 している。それはたくさんの成功事例や商品の情報に生で接することができるからです。 情報は、それを使う、使わないの取捨選択をきちんとしないと意味は無いが、それも情報があってのこと。
リーマンショックから3年の月日を迎えようとしている今年、私の周りでは、閉店、廃業、倒産。また、それに連なる話しを多く聞く ようになっています。
「淘汰の始まりの年」そう、私は2011年を感じています。
2年は辛抱できたが、ついに・・・・・・という感じで しょうか。逆をいえば売れている経営者にしてみれば、物件取得が容易に廉価なっていくことの始まりともいえるでしょう。 私たち飲食業は、「井の中の蛙」であることが多い。今号で取材したマチルダ田川社長もお店が情報を得る機会が少ないために産地の情報をお伝えすることでビジネスになっている。立春朝搾りも、お店ではなかなか知り得ることができないのではない かと感じます。
S1もお店の外の仲間が何をがんばっているのかを学べる。
業務として編集を務めさせていただいてはいますが、今号ほどお客様へ、このKODAWARI通信をお役に立てる内容にしていかなければならないのだと心に刻めることができました。
お客様応援室としても活動しています。
私と会って、話しをすれば解決するとは申しません。それをおやりになるのは、経営者で あり、スタッフたちです。
しかし、話しをすることで一つでも引き出しを増やすことができるかもしれません。
ご自身の考えを確認できるかもしれません。ご遠慮なくご活用ください。来月は3業態開業でシンガポールへ行ってまいります。シンガポールの状況 などもお知らせできたらと思っております。
ありがとうございました。