こだわり通信
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第130号〜
第120号〜
第132号 こだわり通信

2014.7.1

【今月の目次】


今月のこだわり

先日5月25日(日)、田植えに行ってきました。今回は3年目。
震災直後、飲食店さんの灯りが消え、この先外食は酒屋はどうなっていくんだろうと悩んでいた頃、お客様のお店に集客のお手伝いが酒屋としてできないかと思い、酒蔵さんにお願いしてこの『絆酒プロジェクト』が生まれました。お店にくる常連様、飲食店である我々のお客様、酒屋、酒蔵、農家を繋ぐ特別なコミュニティです。当日はバス2台で群馬県川場村の「永井酒造」様に伺いました。こんな協力をしてくれる酒蔵さんはありません。本当にありがたいです。そして、初めて参加の飲食店さん、そのお店を愛する常連さん、柴田屋の新人スタッフなど、普段では中々お会いできないようなメンバーで楽しい充実した時間を過ごしてきました。中でも印象に残ったのが、「最近新人の定着率が悪いので、研修やイベントの一環で田植えや稲刈りはありがたい」とこの会社幹部の方は新人さんを連れての参加となりました。我々のお客様にくる常連さんとの「絆」意外にもこのプロジェクトの活かし方があるのかと嬉しくなりました。9月14日には、稲刈りも行う予定です。今回参加できなかった皆さんも是非お店のご繁盛、会社様のご発展にご活用ください。

柴田屋はこれからもお客様のご繁盛を応援する酒屋として挑戦していきます。
今後ともご指導の程、よろしくお願い申し上げます。

柴 泰宏




今月のひとり言「PDCAサイクル 2」

前回の続きです。 PDCAサイクルの次はD段階です。 ここまでくれば、あとは立てた5W3Hの計画通りに(DO)やるだけです。明確になった計画を実際に実行するわけですが、実施中は、検証時のために記録を残す、気付いたことをメモして、またチェック時にきちんとした検証をするためにも、決して中断することなく計画を実施することが大切です。そして、C段階です(CHECK)。「チェック」は、計画に沿って実行した経過がどうか、その進捗管理をすることです。計画どおりにできているか(計数計画、行動計画について検証)、「何が、どのように問題だったのか」、「改善できるのか、できないのか」など、計画した内容と細かく照らし合わせ、客観的に分析することが必要です。
実際に実行してみて始めてわかることも多くあります。計画通りにいっていなければ、考えられる原因は大きく分けて2つ。@計画通りに実行したか。A計画に誤りは無かったかです。

そして、そのC段階を受けてA段階(ACTION)「行動」です。分析した内容をまとめ、今後どうしていくかの検討をします。「どこを、どのように改善するのか」「無理・無駄」「必要・不必要」など、計画に沿っていなかった部分の具体的改善方法を見つけ出し、軌道修正した上で次の計画に反映させます。重要なのは、「客観的な検証と、次のプランニングに的確に反映させること」です。
「A」まで行っておきながら、そのままにしていたのでは、PDCAの好循環スパイラルは見込めません。

2号に亘り、PDCAサイクルについて書かせていただきましたが、柴田屋酒店の場合、この先頭にGをつけています。G=ゴールです。どうなりたいか、どうしたいのか、ゴールのイメージをぼんやりとした白黒の絵ではなく、高画質フルカラーの動画のように明確にイメージすることが大切だと思っています。もうひとつ大切に思っていることは、C=チェックです。「チェックは目標達成に向けた執念のあらわれ」とし、特にリーダーや管理職の方々には意識を高く持ってもらいます。チェックによって、計画は適切だったのか、実行はきっちりされていたのかが見える化され、良かった部分の更なる強化や悪かった部分の原因究明および方向修正ができるようになるからです。
これからも、柴田屋酒店は、お客様のご繁盛とご発展、そして社員の成長と幸せのためにG→P→D→C→Aをぐるぐる回していきます。 今後とも宜しくお願いいたします!

柴 健宏




お客様応援室より<ありがとうございました>

こだわり通信132号が皆様のお手元に届く頃には、ワールドカップサッカーの結果も出ているかと思います。世界に出て闘える日本でありたいと思います。柴田屋酒店もバンコク、香港に拠点を持ち、皆様が日本の外に進出する際にお手伝いができるようになっています。海外に出ることが正しいというわけではありませんが、日本の外食はQSCすべてにおいて世界一であると思っております。  
さて、今号は「発想」というお話しをしたいと思います。売上が上がらない。スタッフが雇用できない、雇用しても直ぐに辞めてしまう等々、外食に厳しい環境が続いています。今までのやり方を続けていても何も変わらない のではないでしょうか。「発想」の転換が求められているのだと感じます。近畿大学という大学があります。マグロの完全養殖を成功させ、近大マグロのレストランまであります。その近畿大学が昨年度の出願者数で慶応、早稲田を抜いて日本一になりました。凄いことです。近畿大学のポスターを掲載します。出願者の応募動機は「面白いことができそう」「何か楽しそう」が主だったようです。高校を卒業する生徒数よりも大学の募集数が上回っている現状です。生徒を獲得するマーケティングという観点でも参考事例となるのではないでしょうか。

さて、永らくご愛読いただいてまいりました、お客様応援室でございますが、今号をもって最終回となりました。本当にありがとうございました。拙い文章で、皆様にどれほどお伝えできたかまことに心もと ない気持ちではありますが、皆様のご繁盛を祈って記して きたつもりです。重ねて御礼申し上げます。皆様のご繁盛と永続的に続いていく店創りを心よりご祈念申し上げます。繁盛のポイントは「また来ていただくこと」これに尽きます。これにて脱稿。感謝です。

お客様応援室
出 和樹


KIZUNAプロジェクト2014 日本酒 【田植えツアーレポート】

5月25日、天候にも恵まれ田植えツアーのバスは群馬県川場村の永井酒造様に向けて出発しました。
今回で3回目となるKIZUNAプロジェクトですが、参加された方の中には、お店の常連さんをお連れになったお客様もいらっしゃいました。 これもこのプロジェクトから生まれたKIZUNAのひとつですね。
目の前には、これから自分たちが田植えをする田んぼが広がっています。 はやる気持ちを抑えつつ、稲の植え方の説明を受け、いざ田んぼの中へ。
横一列、みんなでペースをあわせて植えていきます。 最初こそ泥に足をとられバランスを崩し悪戦苦闘しましたが、すぐに慣れてペースもあがり、予定時刻よりも早く完了しました。

そして待ちに待った昼食です。 今回も、永井酒造様自慢の日本酒と手作りのお食事をいただきました。 乾杯の際にいただいた水芭蕉純米吟醸おりがらみは、ブルーのボトルが目にも爽やか、口に含むと川場村の大自然の恵みそのままをいただいているようなきれいな味がしました。
お食事の中に、アカシアの花の天ぷらがありました。この辺りではよく食べるそうです。 地場のものに地場のお酒をあわせていただけるという、嬉しいおもてなしを体験しま した。

「今の酒蔵さんには各々哲学があり、そこに魅力を感じているお客様が増えている。日本酒がよくわからない、苦手という人にも好きになるスイッチがあるはずで、そのブレーカーを上げたい。 日本酒で日本中に笑顔を増やし、ひいては日本という国自体元気になってほしい。」 永井社長の気持ちのこもったお話を聞いてKIZUNA酒も誰かの日本酒スイッチのブレーカーをあげるかもしれない、そんな希望を胸に稲が丈夫に育つことを願いつつ帰路につきました。 皆様、田植えお疲れ様でした。 次は稲刈りでお会いしましょう!

KIZUNAプロジェクトとは・・・
田植えから稲刈りといった米作り体験、酒の作り手さんや農家さんの想い。 自分たちで作った酒が完成するまでのストーリーをKIZUNA酒を通してお客様と共有していただくことで、より一層関係を深めていただきたい。そのような趣旨で行っています。




専務がゆく〈若手経営者に聴く〉
株式会社ロイヤルストレートフラッシュ 代表取締役社長 
類家令奈様

今回は西新宿の路地裏で「丸鶏るいすけ」、二号店となる「wine no Ruisuke」と二店舗を経営する類家社長にお話をうかがってきました。

類家様、よろしくお 願いいたします。 飲食店を始めるきっ かけは何ですか。 た、開業なさるまでのいきさつを教えて いただけますか。
高校時代、すべてのバイト代を外食に使ってしまうくらい飲食が好きでした。大学生になってちょっと道をはずして、卒業の時に何もない状態で。一からやれることって何かなと考えて一番好きな飲食でやってみようと思いました。独立は意識していました。早くしなければという意識も強かったです。 ご縁があっててっぺんに入社するのですが、てっぺんは基本的に入社3年で独立しなさいという会社なんです。僕がちょうど2年半目で独立を考えなきゃいけないなと思っていた時に、海外事業部の立ち上げの話がありまして。それで副社長兼料理長として韓国に行ったのですが、その時の経験も手伝って鶏でやろうと決めました。しかもなるべく早く世に名前が出るにはと考え、雛鶏でやったら面白いのではないかと思い開業に至りました。

両店舗とも繁盛店、その強さに「人」というものがあると思うのですが接客やスタッフの教育などはどうお考えですか。
マニュアルオペレーションでお客様を業態で呼ぶというよりは、スタッフにお客様がついたところから売り上げが上がりました。接客って形が無くてもよくて、心を鷲掴みにしてしまった人が勝ちなんですよね。 眼力を鍛えてお客様のちょっとした動きに対応できる心があるとお客様にとって本当に来てよかったという体験になると思います。そうすると誰々さんに会いたくて、とアルバイトに直接予約が入るようになります。 スタッフの育成に関しては、相手に敬意を払える人、困ったときに周りから力を借りられる人を育成することですね。チームで働いていますから、大切なこととして、長所は人のために使い、短所は皆に力を借りて補ってもらうようにと伝えています。また、失敗の仕方を見極めて叱るということも言っています。

最後に海外戦略についてはいかがですか。
日本のことが好きな国でやりたいというのはあります。あとは、求められた国、ご縁があった国でやりたいですね。求められた先で一生懸命やるのは得意なので。

類家社長ありがとうございました。 人に対する熱い思いと、それを行動に移し常に進化されているのがひしひしと感じられました。

◆丸鶏 るいすけ 
新宿区西新宿7‐14‐6第二高橋ビル1階
電話:03‐3371‐0616
営業時間:月〜日17時〜24時

◆wine no Ruisuke るいすけ2号店
新宿区西新宿7‐22‐45齋藤ビル1階
電話:03‐3369‐0233
営業時間:月〜日17時〜24時




こだわりの良店 〜こだわりの看板メニュー

かに地獄 田町店様
先日、田町にある「かに地獄」様に行ってきました。名前を聞いただけでイメージしやすいお店ですね。お店に入る手前からかにの香ばしい香りが漂っていました。入ってみるとすぐ脇に大きな冷蔵ショーケース。中には所狭しとかに、かに、かに!焼きがに、ボイル、と腹いっぱいカニを頂きました。カニだけで腹いっぱいになったのは、生まれて初めてです。あと、もう一つの面白さは、ドリンクが全てセルフで飲み放題です!約70種類が30分299円と格安でした。ビールはもちろん、サワー、焼酎、ワイン、カクテルなどなど、お客様が楽しそうに自分達のドリンクを作っているのが印象的でした。途中で、高級カニの競りがあったりと本当に美味しいだけではなく、楽しいお店でした。是非また行きたいと思います。

松永牧場 銀座本店様
先日、松永牧場銀座本店様へ伺いました。島根県松永牧場でエサに拘って育てたA5、A4ランクの和牛のみを使用し、個室での焼肉はテンション上がりまくりです。先ずは、牛肉ユッケ!生食用食肉取扱者等設置施設に認定されている為、販売を許可されているそうです。そしてこの鮮やかな色の牛タン!食感、味、最高です。焼き肉盛り合わせ、このお肉の質とボリュームにも圧倒されてしまいます。食の安全が大事な中、松永牧場さんの取り組みは安全なエサを与えて健康に育てた松永和牛のみを使用していて、それを店内で表示してトレーサビリティを徹底されているのが特筆すべき点です。

新橋アルベルゴ様
RYコーポレーション様の新店舗『ALBERGO』様のプレオープンにお伺いして来ました。おめでとうございます!お店のこだわりメニューの『12ヶ月熟成パルマ産生ハム』は注文が入ってから切ります。それだけではなくなんと、手動の機械!手動で切ることで余計な摩擦が生じず、驚くほど美味しいのです。こんなに大盛り!野菜好きにはたまりません、マッシュルームとクレソンのサラダ。そして、脂がのってとっても日本人好みに仕上がった、国産A4ランクの和牛ローストビーフは、今まで食べた中で一番美味しいと感じるほどでした!活気あるカウンターや広々とした空間など、雰囲気もとっても素敵でした。お店のこだわりも沢山勉強させて頂きました。ご馳走様でした!




インポーター試飲会情報 7〜8月

2014年7月15日(火) 13時〜16時                    
株式会社 稲葉 様 主催
【テーマ】 ドイツワインの地図 ドイツ各地の魅力的なワインをご紹介します。
(会場)  渋谷フォーラムエイト 511会議室
渋谷区道玄坂2-10-7             
お申し込み先: 申し込み不要です。
名刺またはショップカード持参してください。 
担当:岡田

2014年8月20日(水) 13時〜16時                    
株式会社 稲葉 様 主催
【テーマ】 ロワールとブルゴーニュ 視察報告 生産者視察に参加したスタッフから現地の最新情報をお届け!
(会場)  渋谷フォーラムエイト 511会議室
渋谷区道玄坂2-10-7             
お申し込み先: 申し込み不要です。
名刺またはショップカード持参してください。 
担当:岡田

2014年8月24日(日)・25日(月) 13時〜17時
株式会社 MONACA 様 主催
【テーマ】  秋 
(会場)  株式会社MONACA 世田谷区 上野毛4-30-2             
お申し込み先: Tel.03-6411-6768 Fax03-6411-6766
担当:青山

2014年8月25日(月)・26日(火) 13時〜17時
【テーマ】 総合試飲会  (ヴィッラ・ブッチ&ドンナキアラ 2社オーナー来日)
(会場) 日欧商事株式会社4階         
港区芝三丁目2-18 NBF芝公園ビル     
申し込み先: Tel03‐5730‐0313 Fax03‐5730‐032
2 担当:小川




サポート企業紹介
株式会社シンクロ・フード

今回ご紹介するのは、飲食店の出店開業・運営に役立つ情報を紹介するサイト「飲食店.COM」を運営している株式会社シンクロ・フードさんです。

飲食店.COM」には飲食店舗に強い不動産会社約1,700社が登録しており、総登録店舗物件数は約3,300、そのうち居抜物件は約1,400と豊富な情報量を誇っています。
また、こちらのサイトには「出店開業の準備」というコーナーもあり、コンセプト作成から資金計画の立て方、取引業者の選定方法など事細かに説明されています。「お店をやりたいけど、どこから手を付けて良いかわからない」といった方にはとても心強いですね。
今後新たな店舗展開をお考の方は、飲食店.COMで会員登録(無料)してみてはいかがでしょうか。

飲食店.COM
問い合わせは・・・
株式会社シンクロ・フード 飲食店.COM担当まで
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