- 第55回 こだわり通信
- 2008.2.4
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【今月の目次】
・“KODAWARI”の良店紹介 東京代々木「タンネ」
・フランス シャンパーニュ
・「お客様応援室」より〜アルバイトは何故辞めるのか(5)いや−毎日寒いですねー! 皆様、風邪などひいてないですか? 私の周りではインフルエンザが大流行しています。皆様お忙しい中とは存じますが、ご自愛ください。
人それぞれ考え方は違いますが、こんな考え方もありますよね。
さて今回は、『人間の能力に大差なし』という言葉を我が経営計画書の中から抜粋して、ご案内いたします。
世の中にはいろいろな人がいます。収入の多い人・少ない人、学歴の高い人・低い人、出来る人・出来ない人、幸せな人・不幸せな人、様々です。ではなぜそんな差が生まれたのでしょうか?「あいつは頭がいいから」、「あいつんちは金持ちだから」、「才能があるから」・・・。果たしてそうでしょうか?人間の能力に大差なし
能力とは何か? それはその人が生まれてから現在まで努力してきた積み重ねである。 才能という言葉でごまかしてはいけない!
能力とは過去の蓄積であり、人間の能力の差というものは小さい。
あるとすれば努力の差である。
能力がないという人がいれば、それは怠け者である。
努力していない人、挑戦していない人を指す。
努力は必ず報われる。しかしすぐには報われない。だから素晴らしい。
テイクオフ理論でいく。
多くの人は滑走路を走り切らない。それは助走が長いからである。
しかし、一旦テイクオフ(離陸)すると、浮力がついて一気に上昇し成功する。
だから報われることを信じて努力し続けることが大事である。柴田屋も努力を惜しまず、手を抜かず、徹底的にやりきっていきます。
宜しくお願いいたします。柴田屋酒店 柴健宏
- “KODAWARI”の良店紹介
東京代々木「タンネ」 - 今回は柴田屋の≪4の日試飲会≫で以前に会場としても利用させて頂いた事のある、代々木にある『タンネ』様です。 オープンして10年の日本におけるドイツビール・ドイツ料理専門店の草分け的な存在のお店です。このお店を始めたのは『日本人のビールに対する固定概念を変えたかったからだ』とうい梅田オーナー談。
「ひと言にドイツビールといっても種類も様々。日本に馴染みの深いピルスナーから、小麦を中心につくられたヴァイツェン、黒ビールといわれるデュンケルやシュヴァルツアルコール度数が高めのボックなど。 タンネ様では、本当に美味しいと思えるビールだけを、常時50種類程度、厳選して提供している。 生ビールの注ぎ方も絶品!注ぎ方ひとつでこんなに美味しくなるんだと体感出来る店。 なかにはここでしか飲めないとっておきのアイテムに出遭えるかも・・・
ビールは勿論、料理もアイスバインやソーセージから郷土料理まで、BGMも民族音楽が流れ、店内の雰囲気はまさにドイツ! 入り口付近にはテラス席もあり。 暑い季節にはこんなテラス席で飲むビールは最高〜!!ですネ。
*ドイツの雰囲気が堪能してみたい方は是非!欧風居酒屋 TANNE
渋谷区代々木1-32-15 第3白倉ビル1F
TEL 03-3373-6888 - フランス シャンパーニュ
- シャンパンは世界のどんな人にとっても魅惑の飲み物です。そのシャンパーニュの生産者でいまだに、家族経営であることで常に受け継がれていくメゾンの方針を「倫理と品質の憲章」として1992年に発表したのが「ボランジェ」です。
- ボランジェは自社ワインの醸造・熟成を全て自社で行います。(瓶内2次発酵を経たワインを買い付けは決して行いません。)
- シャンパーニュ・ネゴスではブドウの自社供給率は平均11%ですが、ボランジェは160haの自社畑を持ち、メゾンの必要量の2/3をまかなうことができます。補足するブドウは、昔からのパートナーである栽培農家から買い付け、トレーサビリテイは最優先事項となっています。
- シャンパーニュ地区には326のクリュ(村)があり、そのうちグランクリュ(特級)格付け:17、プルミエクリュ(1級):41あります。ボランジェの自社畑と買い付けたブドウはマルヌ県の約30のクリュに集中し、グランクリュ:12、プルミエクリュ:16です。
- ピノ・ノワール。その深み、複雑性、力強さがアッサンブラージュのベースです。
- キュヴェの果汁のみ使用。キュヴェ:4000kgのブドウから最初に圧搾されるブドウ果汁20,5hlを“キュヴェ”、その次の質の劣る5hlづつを“プルミエール・タイユ”、“ドウージエム・タイユ”と呼びます。
- オーク樽で発酵を行う。
現在シャンパーニュではオーク樽使用は数少なくなっています。ラ・グランダネとRDに用いられるワインは全て樽で発酵させます。リザーヴワインも同様です。
- リザーヴワインはマグナムボトル(1500ml)で熟成させます。
- 長期熟成。個性や複雑性、様々なアロマが開くには時間がかかります。SPキュヴェは3年、ラ・グランダネは
- カーヴでの熟成ボトル(1500ml)はコルク栓を使うことでブーケとアロマを開かせるため必要な外気とふれあいが可能になります。現在この製法を用いるところはとても希少です。
- 最低でも5年、RDは8年かそれ以上熟成させます。
- 10、ドザージュは少量のみに控えます。
ボランジェはグラン・ヴァンですので、供給できる数量には限りがあります。
ボランジェはトレーサビリテイーによる透明性をお約束します。
ギラン・ド・モンゴルフィエ氏
シャンパーニュ・ボランジェ社長
ユニオン・デ・メゾン・ド・シャンパーニュ会長
シャンパーニュ委員会副会長
- 「お客様応援室」より
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こだわり通信愛読者の皆様、年が明けていかがでしょうか。日本の自動車の販売台数が7.7%ダウンということで70年代並になったそうです。若者の車離れが大きな要因のようですが、結局のところ景気はちっとも良くなっていないと感じます。
ニュースをもう少し、2006年度の派遣労働者に関してのデータが出ました。派遣料金は2.1%アップ、事務、開発、企画の単価のアップが全体を引っ張り上げて、私たちの飲食業の派遣は派遣会社の乱立で単価はやや下がり気味のように私は感じています。派遣労働者数は26.1%アップで321万人という事でこれはすごい人数ですね。
社員になる事を前提とした紹介予定派遣も36.1%増。仕事を探すということ、就職をするという意味合いが変わってきている感じがします。実際私の関わっているお店では積極的に派遣を利用し、派遣会社とは契約を結んではおりますが派遣スタッフをスカウティングする事で人員を確保しているとのことです。メリット、デメリットはあるのでしょうが募集をしても来るか来ないか分からないよりはいいとのことでした。また、外国人のコミュニティに積極的にアクセスして雇用をしているところもあります。募集原稿で応募してくる方より、紹介で来るのでスキル的にズレなくてよいとのことです。
今朝の新聞(1月9日)にチーズケーキファクトリーの倒産のニュースが出ておりました。負債額12億円、年間赤字額4億円、売上が10億円ほどの会社ですから随分と強気で無茶な展開をしていたのではないかと思います。(あくまで印象ですけど)
規模の拡大と売上の大きさを求める時代ではないということが表われていると思います。ひどい言い方かもしれませんがデベロッパーに踊らされた感もありますね。さて本論に入らなければなりません。次号から「販売促進」いわゆる販促について考えてみたいと思います。皆様のお店でも当然、販促を行っていると思います。特に昨今はホットペッパー、ぐるナビは不可欠の販促になっているのではないでしょうか。掲載が慢性になって掲載していないと不安になって(麻薬のようですね)いませんか?結果についてしっかりとした評価をしていますでしょうか。どの媒体がどんな利用動機や客層に効果があるのか内容はターゲットに対して正しいだろうか、販促=値引き・割引と思っていないでしょうか。更にそもそもどんな意味合いや目的で販促を行うのかetc etc・・・・・
1月から配送スタッフがお取引先にお客様応援室の訴求活動を行っております。
私が何かお役に立てることができましたら幸いです。私は営業ではありませんのでお客様の都合の良いことだけをお話する事はできません。厳しい指摘をさせていただくこともあると思います。しかし皆様のお店が少しでも良いお店になる事を切に願ってやみませんのでご理解いただきたいと思っております。お客様応援室 出 和樹