こだわり通信
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第130号〜
第120号〜
第52回 こだわり通信 
2007.10.12

【今月の目次】
シャトーヌフ デュ パプ生産者が羨む新星
“KODAWARI”の良店紹介 東京中目黒「ぼうずこんにゃく」
「お客様応援室」より〜アルバイトは何故辞めるのか(3)
高野台倉庫のご紹介

 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
早いもので今年も残すところあと2ヵ月。年々一年間が早くなっていくのを身をもって感じております。皆様におかれましては、12月の最盛期に向けていろいろ準備されている時期かと存じます。柴田屋酒店としましても最高の年越しが出来るようにと考えておりますが、何事にも準備が大切です。段取りを組んでその予定通り進んでいけば大きな間違いは起こりません。よく『段取り八分』といいますが、段取りが出来た時点で8割がすんでいるということです。特に忙しいときほど大事なことですね。

 さてそんな中今回は、弊社の経営計画書の中から忙しくなくなる方法≠ご案内したいと思います。時間とは万人に平等です。しかし、1日24時間の使い方ひとつで、人は成功もし、失敗もします。仕事の能力というものは、結局やるべき仕事を認識し、それに的確な優先順位をつける能力です。

【忙しくなくなる方法】

  • 一枚の紙に翌日やるべきことを6つ書き出す。
  • 次にどの仕事から片付けるのか、1番から6番までの優先順位をつける。
  • それをタイムスケジュールに落とし込む。
  • 翌日この順番でスケジュールどおりに仕事を片付ける。
  • これを毎日続ける。

1.は割りに簡単にすんでも、2.は少し手間取るかもしれません。しかし、2.がすむときには、 もう意思決定は終わり、その仕事に1歩も2歩もふみだしています。

≪忙しいよ! さらば!!≫
今後とも柴田屋酒店をよろしくお願い申し上げます。

柴 健宏

シャトーヌフ デュ パプ生産者が羨む新星

 南フランスの銘醸ワインと言えば、シャトーヌフ デュ パプが上げられるだろう。シャトーヌフ デュ パプの歴史は長く、今日ローマにある教皇庁がフランス南部の都市アヴィニョンにあったころの話になる。1309年に法王クレメンス5世がアヴィニョンを居城に定め、1377年までローマ教皇庁所在地とした。その際にこの土地で、法王が命じてワインを造らせたのが、始まりといわれている。アヴィニョンという都市の名前は知らなくでも、童謡『アヴィニョンの橋の上で』で知られるサン・ベネゼ橋はテレビCMなどでも使われており、1年ほど前、ジャン=レノが主演しているトヨタ自動車のアルファードのにも登場している。
 さて、このシャトーヌフ デュ パプの重鎮と呼ばれ、ロバートパーカーJrも★★★★★5つ星の最高評価をつけている生産者の1つに、アンドレ ブルネルという造り手がいる。彼の造るACローヌでさえ、並みの生産者のシャトーヌフを凌ぐとまで評価され、シャトーヌフ デュ パプ キュヴェ サントネール’98はパーカーポイント100点を獲得した逸品である。

セバスチャン ヴァンサンティ 彼の弟子で、数あるローヌの生産者の中でも若手生産者として、近年めきめきと頭角を現してきたのが、ドメーヌ ド フォンドレシュの所有者であるセバスチャン ヴァンサンティである。1991年に葡萄畑を買い、2年間アンドレ ブルネルのもとで修行した後、ワイン造りを始めました。その後 ‘95年産にロバート パーカー Jr. がいきなり88点を付けました。

 彼のもつコート デュ ヴァントゥの土地は、アヴィニョンの東側に位置し、所有する畑は高台にあり他のローヌより涼しく、また他のヴァントゥは粘土質なのですがここは地下2mまで小石が多く、ヴァントゥの中でも最良の場所となっています。 化学的な除草剤は使わず、有機的なものしか使いません。
 また彼は、ビオディナミ農法実践者ではないものの、月のカレンダーを用いています。「長期熟成の為のボトリングの日」
「フルーツとストラクチャーを与える日」
「フレッシュさと酸を与える日」と、月の周期に合わせて、作業をしています。

シャトーヌフ デュ パプ畑  シラーは葡萄の列と列の間に草を生やしてストレスを与え、シャルドネには生やさないなど、品種によって栽培方法を変えています。そうして、収穫量は60hl/ha認められているところ、半分の30hl/haに抑えています。最新の醸造設備を使用しながら、細心の注意を払い、葡萄を傷めないようにして丹念に造られています。
 また、評価があがるにつれ、質の良い樽が手に入るようになってきました。それまでは無名ということだけで真剣の商売をしてもらえませんでした。
 しかし今では、フォンドレッシュで樽を使ってもらえることは、樽業者にとってよい広告になるため、よりよい樽を回してくれるようになりました。まだ比較的歴史の浅いドメーヌですが、セバスチャン ヴァンサンティは、その年齢からは想像出来ないほどの実力を持ったワイン生産者です。今では知名度も上がり、ローヌワイン生産者の若手のホープとなりました。その人気の証拠に、彼のワインは毎年葡萄がなる前にすべて予約で売り切れてしまいます。

 ヴァンサンティいわく、「土地調査を頻繁に行っていて、根がどれくらい伸びることができるか、地下水がどの位置にあるかとかを調べている。自分の畑はヴァントゥの中でも最高だよ。今やシャトーヌフの生産者たちが、ヴァントゥの土地を求めに来ているよ」 と自慢気に語ってくれました。  セバスチャン ヴァンサンティはまだ30代半ば。今後彼がどういった“サプライズ”を見せてくれるのか。コート デュ ヴァントゥがシャトーヌフを追い越す日がもしかしたら来るかもしれない。

“KODAWARI”の良店紹介
東京中目黒「ぼうずこんにゃく」

 さて今回のこだわりの良店≠ヘ、中目黒の駅前で最も新鮮でおいしく、たくさんの種類のお魚が食べられるお店といわれております『ぼうずこんにゃく』様をご紹介いたします。

ぼうずこんにゃく ぼうずこんにゃく
活気溢れるカウンター席 いろんな魚があっておいしそ―!

こちらのお店、オーナーの魚へのこだわりが す・ご・い・ん・で・す。

「中目黒に魚市場をつくりたい。」という気持ちからお店のコンセプトがスタートしています。
 その日一番のおいしいとれたてのお魚が集まり、地元の港でしか「見れない」「獲れない」魚を味わうことができます。日本全国数十箇所の漁師・漁港から直接仕入れるので、その日に獲れた魚が昼過ぎにはお店に届きます。
 まさに地元の港でしか味わえない種類・新鮮さを味わうことが出来るのです。仕入れにより毎日変わるメニューが、その証拠といえるでしょう。お店の雰囲気もまさに市場。活気に満ちた親切丁寧なお魚の説明も売り≠フ一つだそうです。

是非中目黒に行かれた際には、立ち寄ってぼうずこんにゃくのこだわり≠ノ触れてみてはいかがでしょうか?

ぼうずこんにゃく ぼうずこんにゃく
エレベーターを降りるとそこはレトロな雰囲気の竜宮城

「ぼうずこんにゃく」ホームページ


「お客様応援室」より 〜アルバイトは何故辞めるのか(3)

こだわり通信ご愛読の皆さまおはようございます。
原油高は深刻ですね。100ドルまではカウントダウンという状況のようです。原油高は飲食業に関わるほぼ全ての物の価格に影響を与えますので、12月の野菜価格等々、戦々恐々です。

 12月といえば宴会シーズンですね。1年で最も売れるシーズンです。
その宴会が獲得できるかどうかはこの10月、11月の営業や販促活動にかかっています。ちょっと考えてみてください。宴会を入れてくれるお客様。どんなグループかはわかりませんが、そのうちの一人は絶対にそのお店に来たことがある筈です。一度も行ったことがないお店に宴会を頼むというのはあまり考えられませんね。そうだからこそ「今」の営業状態が12月に大きく影響を持っています。 販促活動にしても、「年末の宴会はお決まりですか?」と直接お客様に営業するにしても良い印象を持って頂かなくては話しも聞いてもらえません。

 では前号の続きです。
「不満」を抱えたアルバイトさんが次に抱くのが「不安」です。

「ここでアルバイトしていてもつまらないないなあ」
「自分は本当に必要とされているのかなあ」
「信用されてないよなあ」
「使い捨てって感じだよなあここの店」etc etc・・・・・・・

 当然、このスタッフの脳裏には「辞める」という文字が点滅しだしています。でもお店や他のスタッフや社員に愛着が残っているので、シフト数は減ったり、何かやる気がないような感じがしたり、妙に突っかかってきたり、出勤のお願いをしても前ほど出てくれなくなったりします。「不安」を抱えたスタッフもやはりサインを必ず出してきます。

 この段階ですと、お茶を飲んで話しちょっとするくらいでは解決しません。 まあ、食事かいっぱい呑みに連れて行きじっくりと話しを聴いてやり、お店の方針やあなたの考えをしっかりと再理解させていかなければなりません。
 うーん5000円というところでしょうか。 しかし、「不安」の段階で気がつけばまだ修復は可能です。

 随分昔の話しですが、有名な逸話を一つ。
あるお店にとても優秀でホスピタリティに優れたアルバイトがいました。Aさんとしましょう。SV(スーパーバイザー)が訪店した際に、どうもAさんの様子が違うような気がする。何か元気がないようなそんな感じがしたそうです。
SVは店長に「Aさん、何かあったの?」店長「いえ特に聞いてませんけれど、でも本当に良くやってくれています」 SVは店長の報告を聞いても何か釈然とせず、Aさんに直接聞いてみました。 「Aさん。お疲れ様、ねえ何かあったのどこかからだの調子でも悪いの?」 Aさんは大丈夫です。と言います。

SVは更に聞いてみます。

Aさんはしばらく黙って、そして泣き出しながら言いました 。

「実は昨日父が亡くなりまして・・・・・」

長いことこの仕事をやっていますが、肉親が亡くなっても出勤してくる社員の話しは聞いたことがありませんが、しっかりとモラルとプライドを根付かせたアルバイトは出勤してきてしまいます。SVはAさんをすぐに帰宅させ、親御様に宛てて手紙を書き持たせました。店長はその一件から左遷。


  しっかりと「観て」いないといけません。
 しっかりと「聴いて」あげられる態勢を持っていなければなりません。
アルバイトをしっかりと戦力化し、仕事を任せてモラルとプライドを持たせてあげられれば、社員1名しかいないのに社員がしっかりと休みを取っているお店はいくらでもあります。参考店としてご紹介してもいいですよ。

 アルバイトをたかがアルバイトだからと考えている方には理解できないでしょうね。 では次号は「不信」の状況です。「不信」=信じてもらえていない。すごい状況です。 12月に向けてしっかりと人の体制も作っていかなければなりません。皆さんのお店では12月で忙しいからたくさん出勤しますと言ってくれるアルバイトはいますか?
 

何か妥協したり、脅したり、ごまかしたりして人数を確保してませんか?

叱りたいのに辞められることが怖くて叱らないでいることはありませんか?これがまた、アルバイトを「不満」「不安」状況にしていることも覚えておいてください。


高野台倉庫のご紹介

 皆さんいかがお過ごしでしょうか?だんだんと涼しくなり過ごし易い季節になりました。これから年末にかけて飲食店さんは忙しくなってくると思います。体調だけには十分気をつけて今年もあと2ヶ月元気に乗り越えましょう!! 皆さんもご存知の通り今年の5月から新しく倉庫が練馬の高野台の方へ移動しました。今回はその倉庫を少しご紹介します!!

ワールドビール ワールドビール
検品 検品
ワイン ワイン
倉庫全景 倉庫全景

 柴田屋酒店の一番力のいれている「ワールドビール」と「ワイン」が上記の写真に載っています。
 まず「ワールドビール」は何と約230アイテム、色鮮やかに棚に並びうちに納品に来る業者さんもめずらしがりたまに何本か買っていきます。
 それと僕もどんどん興味をもつようになった「ワイン」です。アイテム数はな〜んと約800あります。ワインはワイン専用の部屋で一番適した温度に空調の温度をセットし保管しています。ここではワインの他、冷蔵保管の日本酒や味噌なども置いています。 もし興味があって倉庫を見たい方は案内しますよ〜!


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