こだわり通信
バックナンバー
第130号〜
第120号〜
第110号 こだわり通信

2012.9.1

【今月の目次】


今月のこだわり

9月に入りました。
柴田屋酒店は9月から新年度がスタートします。法人になって44期目、創業77年目を向かえることができました。これも柴田屋酒店を支えて頂いたお客様や仕入れ先様、社員のみんなのお陰だと思っています。
ありがとうございます!
皆様はこの「こだわり通信」をいつ、どこで読んでいますか?
勿論、今までと同じ、という方もいると思います。でも、あれっと思われた皆様、お待ち?頂きました!お店に届いていませんか? そうなんです。今月号より、柴田屋酒店の「こだわり通信」はお取引きのある各店舗にメール便で毎月1日にお届けします。
今まで、「本社に届いているけど現場にないから見てないよ」「届くのが遅くて試飲会が終わっていた」「キャンペーンが売り切れていた」等のご意見をたくさん頂きました。社内で何度も議論をし、プラスしてかかる費用も考えましたが、まずはやってみよう!ということになりました。柴田屋の存在価値は「お客様のご繁盛を応援する」ことなので簡単に決断できました。
今後とも様々なことにチャレンジしていきます。

そして、新年度新たな試みとして、『柴田屋シーズンズビール【秋マロン】』を発売します。詳しくは「社長がゆく」をご覧ください
限定40本となりますので、是非お早めにご注文ください。
次回は【冬チョコ】です。お楽しみに!!

柴 泰宏




今月のひとり言

毎度ありがとうございます。
柴田屋酒店は今月から44期がスタートしました。今年の5月から44期に向けて準備をしてきました。今年度もお客様皆様のパートナーとして皆様のご繁盛を応援し行動していきます。それをするのは誰か? 社長? 専務?・・・。そうです。お客様に接する全社員です。そんな大事な仕事をしてくれる社員のみんな、いつもありがとう!
今年度も日本一の酒屋を目指し、一緒に頑張ろう!

「社員が幸せ」の会社を創る

■目的と手段
柴田屋酒店の目的は、社員を幸せにすること。社員の幸せを通して社会に貢献すること。目標の売上、利益は手段です。目的ではありません。

■利益
利益とは社員を守るためのコストです。利益を蓄積することによって、災害、事故等から社員と家族を守ります。

■人件費
人件費とは、幸せを求めて働く社員たちの労働の対価です。
この支払いは当社の経営理念であり、目的です。
私たちは、社員の数が増え、人件費が大きくなること に喜びを感じ、社員とその家族のために働きます。
私たちは、社会に貢献するためにも雇用を創出するこ とに誇りを持ちます。

■柴田屋酒店は誰のものか
柴田屋酒店は全社員のものです。一所懸命に頑張ってくれている社員のものです。
株主のものではありません。
会社は社員の労苦に報いるために発展し、利益を出さなければならないのです。
お客様に喜ばれる会社、社員がやりがいを感じ、幸せを感じられる会社にすることが存在理由です。

私たち柴田屋酒店の理念は、「絆を大切にし、社員とお客様の成長と幸せのために挑戦し、飲食業界の発展に貢献すること」です。お客様とともに成長し幸せになるため、社員の採用、教育により注力し、当たり前のことが当たり前に出来、お客様に喜んでもらえる酒屋を目指し、今年も頑張ります!

柴 健宏




お客様応援室より<ランチという商材-4>

猛暑続きの8月でした。天候も世界的に不順で、アメリカの旱魃の影響でとうもろこしの価格が高騰して、牛肉やその他関連商品の値上げが懸念されます。どう動いていくのか注目していかなければなりませんね。

さて前号からの続きです。商品の出数傾向を把握したことで、仕込み数やランチタイムが始まってからの調理準備のスピードも変わりました。
例えば焼き魚ですが、注文が入ってから焼くのではなく、ランチタイムが始まったらある程度の数は焼き出す。また、日替わり肉料理と魚料理のメニューも調理方法で双方に時間がかからないように検討しました。

定食に付く惣菜もそれまでは、メイン料理を大皿にしてそこに一緒に盛っていたのですが、これだと注文が入ってから惣菜を盛り付けることになり、時間も人手もかかってしまいましたので小鉢にして予め用意するようにしました。惣菜、ご飯、味噌汁の提供時の準備をホール側のデシャップの業務としたことでキッチン側の人時を軽減しました。

何よりも夜の営業への過程でランチを営業しているという考えが底辺にあったのだと思います。そこをランチタイムとしてきちんとした営業と考え方を改善していきました。シフトもランチタイムとしてのシフトに、別途夜の仕込を行なっているまったく別の人員を配置するようにしました。これによって変に仕事を交錯するより、業務効率を向上する余地を見つけ出しやすいようになりました。定食に付く惣菜も手造りをしていたのですが、一部出来合いのものに変えて作業の軽減を行ないました。

原価についてもメニュー献立を半月単位で構成して、トータルで考えるようにしていきました。
以上のことによって、業務が明確になり、それぞれの業務の生産性の向上を上げる方法がわかりやすくなりましたので、人件費は落ち着き、出品数を予測できるようになったのでロスは軽減されて、原価も落ち着いてきたのです。もちろん美味しい料理を提供しようという気持ちは決して変えることはしませんでした。
次号はホール側の改善です。次号でこの章の最終回といたします。
以下次号

先日、ビジネス街でランチをいただいていた時に聞こえてきたお客様の声
「何でさ、ご飯大盛りくらいで100円取られるの?小盛りにしても値段変わらないのに」 うーん然りです。




社長がゆく【小西酒造株式会社】

今回は兵庫県伊丹市の小西酒造様へうかがいました。目的の一つは素晴らしいクラフトビールを造るブリュワリーを見学すること。もう一つは柴田屋とのコラボで実現したシーズンズビールの醸造を見に行きました。

小西酒造株式会社柴田屋は飲食店様を応援したい、常日頃そう考えております。しかし、そのために何をしていったらよいのか、飲食業は非常に厳しい環境にどんどんさらされていくように思います。それは、人口の減少、アルコール離れと外的な要因が大変重いと感じます。お客様に柴田屋でしかできない、柴田屋だからこそできること。それが「絆プロジェクト」であり、今回のシーズンズビール企画ではないかと思うのです。なぜ、季節のビールか?

「商いは飽きない」

常連のお客様にいつも新しい提案をお店がしていけることが必要ではないでしょうか。このお店に通いたい何かを、酒屋として益々考えていきたいと思います。

小西酒造株式会社そもそも小西酒造様のこの「長寿蔵」で造られるビールが本当に凄いのです。
醸造責任者の辻部長は1984年に入社され、2007年からビール醸造担当。清酒の醸造技術「かもし技」を使ったビール製造を基本に醸造開始。
2011年にはイギリスビール品評会BIIA(インターナショナル・ブルーイング・アワード) チャンピオン受賞。共に同年、 ドイツビール品評会YBS(ヨーロピアン・ビア・スター)金賞受賞という輝かしい経歴の方なのです。私がそれ以上に辻部長に感銘を受けたのが、自分達が作るビールの話になると、子供が運動会で1等をとったかのように、うれしそうに話してくれます。自慢の子供達のようです。

日本人が造るビールは日本ならではでなくてはならないとこだわります!
日本酒の造りを活かして造るビールは、インパクトよりもゆっくり飲めるもの。
きれいで繊細、本物の味です。
世界のトレンドを追いかけるより、自分達しか造れない個性のあるビールを造りたい。
そんな辻部長のビールを是非東京で飲めるようにしたいと本当に思いました。

さて!シーズンズビール第一弾は【秋マロン】
何度も試作を繰り返し、やっと納得のいくものができました。
香味は、栗というより『マロングラッセ』!?
醸造責任者の辻部長も自信満々です!
現在醸造中で出荷は10月になります。

お値段は14700円(+保証金3000円)です。
樽生のみの販売になります。

世の中にはこれしかない、世界唯一のビールです。
限定40本(15L)のため、
お早目のご注文をお待ちしております。
詳細は担当営業にお問い合わせください。
益々、楽しく、お客様に喜んでいただける企画をどんどん打ち出していきます!
小西酒造様ありがとうございました。

小西酒造株式会社〈小西酒造株式会社〉
代表取締役 小西 新太郎
兵庫県伊丹市中央3-5-8
電話番号072-775-0524
創業 天文19年(1550年) お客様への感謝の気持ちを持ち続けながらチャレンジし続けて、魅力ある存続価値を認めていただける企業を目指して努力し続けます。




9月インポーター試飲会情報

2012年9月6日(木)10:00〜17:00
株式会社モトックス様 主催
【テーマ】 モトックスグランド試飲会
(会場) 第一ホテル東京
港区新橋1‐2‐6
お申し込み先 株式会社モトックス
Tel.03-5771-2823 Fax.03-5771-2824
詳しくは上記お申し込み先か弊社までお問い合わせ願います。

2012年9月7日(金) 13:00〜17:00
ワイン・イン・スタイル株式会社様 主催
【テーマ】 ワイン・イン・スタイル 試飲会
(会場) マンダリン オリエンタル 東京 3階 サンクチュアリ
中央区日本橋室町2‐1‐1
お申し込み先 ワイン・イン・スタイル株式会社
Tel.03-5212-2271 Fax.03-5212-2274
詳しくは上記お申し込み先か弊社までお問い合わせ願います

2012年9月25日(火)、26日(水)
11:00〜17:00
株式会社 稲葉様 主催
【テーマ】 稲葉ワイン試飲会
(会場) 飯田橋レインボービル1階
新宿区市谷船河原町11
お申し込み先 株式会社 稲葉
Tel.03-5333-3488 Fax.03-5333-3499
詳しくは上記お申し込み先か弊社までお問い合わせ願います。




ご案内〈飲食業の係数管理セミナー〉

柴田屋も推奨している、レジスターのアスター社恒例のセミナーです。
講師は楽しくわかりやすいことで有名な「東海林健太郎先生」

〈利益を出す為に店長がやるべきこと〉
・一人のお客様が来店されると、いくら利益が出るか考えてみよう!
・食材を1%ロスするとどうなるのか?
・実はこんなに簡単!損益分岐点のマル秘計算方法。
・「必要客数」あと何人来店すれば、利益が出るの
・月の半ばで、状況把握って?具体的に何をするの?
・計画の遅れを取り戻すには、何をするの?

無料ですのでお時間が取れる方は是非! お問い合わせ、申込み書は担当営業までお申し出下さい。

〈主催〉
株式会社アスター
〈日程〉
第70回基礎編
2012年10月17日(水)
13:30〜15:30

第71回応用編
2012年11月14日(水)
13:30〜15:30

(会場)
寺岡精工 東京ショールーム
JR大崎駅から徒歩5分
〈参加費〉 無料
〈定員〉 60名(先着)
〈持ち物〉 筆記用具、電卓
スタッフさんたちのマネジメントスキルの向上にピッタリです。




こだわりの良店【ドリンクメニュー2】

前々号で取り上げましたドリンクメニュー。 大変好評でしたので、今号で第二弾をお伝えします。

麻布十番「クラフトハンズ」様
クラフトビール、海外ビールの生だけで、13アイテムも選べます。最近はやりではありますが、機材を入れて美味しい生ビールを提供出来るようにしているコダワリのあるお店です。もちろんシトラスビールも出しています。
麻布十番「クラフトハンズ」

メニューもタイプ別に分けてあり、見やすいメニュー表でした。来ていたお客様も「このお店いいね!」の声も聞こえてきて、この季節にはたまらないお店です。

三軒茶屋「PAKU‐PAKU」様
お店の看板商品をインパクト強く訴求していますね。まさかマッコリのサーバーがあるとは知りませんでした。
三軒茶屋「PAKU‐PAKU

ご店主は【 ビジュアル 】【 シズル感 】を追求した結果、このサーバーにたどり着かれましたそうです。この機器のおかげで 「マッコリにこだわっているお店」 という印象がつき、その他、何種類もあるマッコリも順調に出ているそうです。
この他にも、数種類の焼酎をそれぞれに甕にいれて提供したり、お客様から見えるところに燗銅壺をおいて、燗酒を提供したりと中々のアイデアです。 ビジュアルは大切ですね。

渋谷「ジャックポット」渋谷「ジャックポット」様
ここまで徹底してこだわったお店は少ないのではないでしょうか。
「生牡蠣にはシャブリ」と言いますが、こちらは そのシャブリが30種類!。

それも、グラスでいろいろなシャブリを飲んでいただくために、窒素ガス注入のワインサーバーを設置しています。 ACシャブリ 4アイテム プルミエクリュ 1アイテム グランクリュ 1アイテム の計6種類のシャブリを常時グラスでご用意していて、牡蠣とシャブリを満喫できます。 通いたくなりますね。牡蠣好きとしては。