こだわり通信
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第131号 こだわり通信

2014.6.1

【今月の目次】


今月のこだわり

いつもお世話になっております。
最近私達を取り巻く環境の変化が著しくなっているように思います。
昨秋くらいから外食産業の都心部、特に山手線の内側での求人採用が社員、アルバイトさんともに集まらなくなって来ていると聞いています。特に居酒屋さんが深刻だそうです。若者人口の減少が影響しているのは言うまでもありません。本屋だと思っていたAMAZONがこの4月より酒類の取扱いを始めました。品揃えも豊富だそうです。そして即日配送も可能になるのだそうです。物流の利便性やインターネットでただ販売をしていたのでは恐らく売上を持っていかれてしまうでしょう。コーヒーショップだと思っていたスターバックスがアメリカでアルコールを取り扱い始めました。カフェの居酒屋化で客単価アップを狙うのだそうです。

まさに厳しい環境の中、私達はもう一度自分達のお店や会社のコンセプトを考え直す必要があるのかもしれません。何のために商売をしているのか?誰に、何を、どのように提供するのか?何をして、何はしないのか?一緒に考えませんか?東京の飲食店は4年で半数閉店してしまうそうです。そのうち10年残るのは5%のお店だけだそうです。柴田屋のお客様は全店繁盛して勝ち残って頂きたい、本気でそう思っています。まだまだ皆様にご迷惑をお掛けすることも多々ありますが、こんな時だからこそ柴田屋とつきあって良かったと言ってもらえるようにこれからも挑戦し続けます。

柴 泰宏




今月のひとり言「PDCAサイクル 1」

私達は、自分でものを考え行動するようになった時から、いろんな場面で無意識のうちに、このPDCAをまわして生活をしています。子供のころの遊びの中で、または部活動や受験勉強などで。ですが、仕事の中ではそれを意識的に行うことが中々難しいようです。効率よく成果を作り、継続していくためにPDCAを活用することがとても大切です。もっと言えば、このサイクルを回さない限りは、多くの目標達成への活動は、単発的な思いつき作業で終わってしまいます。その結果「今回は、目標が達成できなかった。目標を変えましょう」とか「今回は、なんとなく目標達成しているから、いいかな」と言うようになります。これでは、いつまで経っても、目標達成への活動のレベルを上げられません。

PDCAがうまく回らないときのひとつの原因にあげられやすいのが、P段階、つまり企画段階でその企画(計画や目標)が、十分に 検討、討議されていないケースです。例えば目標は、トップダウンの「売上20%増!」とか、通常3カ月かかりそうな業務計画が、1カ月でやる等。しっかりと検討、討議されていない計画や目標は、関係メンバーの中に、不平不満や疑心が生まれてしまうので、前に進みにくいものです。P段階では、しっかりと検討、討議をして、皆が同じ方向に向くことを、意識して活動することが大切です。また十分に討議された内容を、書面にしておくことも大切です。折角、十分に討議された内容も、書面に落とされていないと、風化してしまいます。3カ月くらい経てば、十分討議した内容も、多くは忘れ去られてしまうことが多いのです。 風化するだけでなく、C段階の作業に支障をきたす場合もあります。まずは、しっかりと書面化しましょう。

もうひとつP段階で起こしやすいミスは、数値目標がないことです。数値目標がないことは、C段階で、○か×かが判明しません。○×が判明しないと、A段階で、改善企画が出てきません。ということで、C段階、A段階を効果的なものにするために、P段階で目標は数値に落としましょう。

例えば、目標を、「お客様の満足度を上げる行動をしよう。」としたとします。この目標では、C段階の時に、○なのか×なのか明確に判断できません。そうなると、「やったことの何が良くて、何が悪いのか」「次回はどうすればいいのか?」といったA段階の討議は全くできなくなります。
実際目標を数値に落とすのは難しく、そして数値に追われるのは怖いですが、P段階の目標は、必ず数値に落とし、5W3Hでより具体的で明確にしましょう。
まだP段階だけのご説明ですが、長くなってしまいましたので今号はここまでとさせていただきます。 今月も宜しくお願いいたします!

柴 健宏




お客様応援室より<おもてなし・中国のお客様>

梅雨時期、ジメジメと気分は滅入りそうですが、お客様に爽やかな対応と飲み物、食欲が増す料理で再来店を目指しましょう。7月の繁忙期に向かってしっかりとお客様創りをしていきましょう。さて今号は中国のお客様です。

  • 中国の方は豪華な感じが大好きです。地元食材を使って、肉、魚、野菜料  理をバランスよく大量に出すと喜びます。確かに、中国の宴席料理は料理を分けて余るくらいがちょうどよいと言いますね。
  • 風水を信仰している方が多く、冷たい食べ物を苦手にしている方が多いです。弁当は嫌がることがあります。 また、同様の理由で冷たい水が駄目という方もよく見かけます。お湯も出せるようにしてください。
  • 前掲とかぶりますが、自分のお茶等を持っている方がいます。ケチっているのではなく、自分の健康や身上によるものです。ポットなどで持っていますので、お湯を入れて欲しいと言われることがあります。
  • あまりお酒を外で飲む習慣が少ないのか、お茶やお湯をよく飲みます。
  • 生ものを嫌う方が多いというのが通説でしたが、寿司の浸透などで刺身は大丈夫という方は増えています。しかし、馴れていない方は火の通ってない料理は苦手です。
  • 中華料理は野菜をよく使います。私の糖尿病の医者はランチは中華料理を食べなさいと勧めるくらいです。日本の食事は野菜が少ないと感じる方が多いようです。何か惣菜系で野菜をお勧めするのはよいと思います。
  • 中国は広大です。地域によって味の好みが大きく違います。豆板醤など中国調味料を用意しておくと喜ばれます。ツアーの場合ツアーガイドさんは調味料を幾つか持って案内するそうです。
  • 個室の場合、入口付近が下座で奥の方が上座です。日本と基本的には変わりません。
  • 豪華さが好きだと書きましたが、最先端のものも大好きです。
  • 中国では、好みとして下位になる牛肉ですが、日本の牛肉は美味しいので人気です。日本のラーメンも大好きです。

多々、書いてまいりましたが、折角日本に来ていただいたのですから、日本の料理を召し上がっていただくことが大切だと思います。 しかし、どうしてもという方には対応して差し上げて良い思い出を残してもらいましょう。

お客様応援室
出 和樹


オーストラリアドメーヌシャンドン研
修受注チームリーダー大澤&平和島物流センター長宮下が行く

3月上旬にMHD様主催ドメーヌシャンドンワイナリー研修に参加させていただきました。 オーストラリアのヤラバレーは広大な面積で緑がとても美しい場所でした。ちょうど収穫期でさまざまな品種のブドウが実っていました(たくさん食べました) 。
実習ではブレンディング、ディスコージング(イースト菌を抜く工程)など様々な体験をさせて頂き、楽しく勉強ができました。工場見学では工場内は撮影が禁止でしたが様々な機械や醸造工程が見学でき、ワイン教本を見るよりもずっと頭に入れやすかったです。 作り手の皆さんからワインに対する熱い思いが常に伝わってきて大変感動しました。 滞在中はいろいろなワインを試飲することもでき、より一層ワインが身近なものになりました。

柴田屋酒店で働く上で本当に今後に活かせる価値のある研修となりました。
2人共ワインアドバイザーの試験を控えていますので合格に繋げたいと思います。
このような機会を与えて下さったMHD様に本当に感謝しております。一生心に残る研修となりました! 

宮下寛之
大澤貴史




チリ コノスル ワイナリー研修
物流部 横浜方面担当 橋本が行く

4月12日(土)〜4月20日(日)の間、5泊9日の日程で南米チリのワイナリー研修に行って参りました。時差は日本とは真逆の12時間。移動だけで丸一日は飛行機の中(日本からの距離はおよそ17,000km)でしたので、疲労もありましたが、チリに到着すると特有のからっとした心地よい爽やかな気候(=ブドウの栽培に適した気候)が私を迎えてくれました。

今回訪れたワイナリーは、『コノスル』という、ラベルに自転車のロゴがあしらわれた日本でもおなじみのワインメーカーのワイナリーでした。

・Cono Sur =南向き円錐の形をした南アメリカ大陸の意。
・設立:1993年
・CEO:アドルフォ・フルタード
・従業員数:約80名
・社員平均年齢:30代前半
・経営理念: 常に革新的であること。

No family trees, no dusty bottles, just quality wine
上記英文の意味は、“家系図も無い、ホコリをかぶったボトルも無い、あるのは品質の高いワインだけ。”です。設立してまだ20年ほどの若いワイナリーですが、それだけに、自分たちがチリワインの歴史を刻み続けていくんだ!という気概が大変感じられました。それは、今回訪れた各ブドウ園の一現場スタッフにも感じられ、CEOのアドルフォ氏も、“我々だけではなく、ブドウ園や醸造所の現場スタッフを直に見て、我々のワイン作りに対する姿勢・信念を感じてくれたら、これに勝る喜びはない。と話されておりました。この、”現場を最重要視するトップの姿勢”というものが、短期間でコノスルをワールドブランドに押し上げた原動力なのだと感じました。
最後に、今回この様な素晴らしい経験をさせてくださったコノスル様と研修を 企画してくださったスマイル様に感謝申 あげます。

橋本 崇




こだわりの良店 〜こだわりの看板メニュー

お台場 ダンプリング ニューヨーク様
先日お台場にオープンしました「ダンプリング ニューヨーク」様へ行ってきました。 台場海浜公園の目の前にあるお店で、外観はおしゃれなカフェといった趣きです。
しかし驚いたのは、お店の売りの筆頭が、「餃子」です。しそ餃子、水餃子、スープ餃子などバリエーションもいっぱいです。一番人気の焼き餃子は、うれしい一口サイズで、極薄の皮に野菜たっぷりの自家製餡。
焼き餃子は自家製味噌で食べさせます。これが合います、ビールがすすみます。もうひとつ頼んだのが、こちらの水餃子。上にのった自家製食べるラー油が程よいインパクトとなっていてホットな一品です。
山椒のピリ辛とシビレがクセになる、土鍋麻婆豆腐などもあり、おしゃれな中華料理屋という印象。 他のメニューで目立って いたのが、肉料理です。 こちらのお店を経営され ている会社さんは、焼肉 店を展開されているので、 その強みを活かされてい て、コストパフォーマン スに優れています。

上野 Cafe&Rotisserie LA COCORICO様
先日オープンした、「上野の森 さくらテラス」内にオープンしたCafe&Rotisserie LA COCORICO 上野の森さくらテラス店さんに行って来ました。 こちらを経営されている会社様 の、他のお店にも言えることで すが、どこに行っても食事が美 味しく、ボリューミーです。 その上、明るく、清潔感があり 気持ちのいい接客が特徴。
こちらいろいろなこだわりがあるのですが、やはり一番は、ご存知、名物!大山鶏のロティサリーチキンでしょう。鳥取県産大山鶏をオーダーを受けてから、一羽一羽丁寧に丸ごと、専用マシンでじっくり焼き上げます。その上厳選された塩のみで味付け。低温でじっくり焼くため、表面はバリッと中はじゅわっとジューシーに仕上がっています。 こだわりのもうひとつとしては、この美味しいお料理にあわせるお酒がうれしいんです。 4種類のベルギービールが樽生でいただけたり、ワインのバリエーションも豊富で、食べて良し、呑んで良しです。
今回もうひとつうれしいのが、 COCORICO系列初のテ イクアウト専用「COCOR ICO DELI」を併設し たことです。お持ち帰りもで きるようになりました。

バンコクスクンビット てっぺん様
先日、タイへ出張した際にバンコクスクンビットエリアに昨年オープンした、日本でもおなじみの「てっぺん」さんに行って来ました。メイン通りからちょっと入ったところに、ひっそりとたたずんでいます。
こちらお通しのバーニャカウダ。普通には出てきません。ちょっと誇らしげです。
お次は、「秘密のポテサラ」。考えますねー。一見丸ごとトマトにドレッシングがかかっているように見えますが、中を開けてみると、ポテサラがギュウギュウ入っています。面白いですね。
〆は、やっぱりこれ!「炎のてっぺんかつお塩たたき」注文ごとにわらで炎を上げてたたきに造ります。ライブ感抜群の一品。ライムを搾って、にんにくのせて、こだわりの塩でいただく、サッパリとした口当たりから香ばしい香りが鼻に抜け、かつおの旨みがじゅわっと出てきます。海外でもこれだけ美味しいかつおがいただけるのは驚きです。驚きと楽しさと美味しさがいっぱい詰まった良いお店です。
バンコクへお越しの際にはぜひ、見ていただきたい繁盛店です。




インポーター試飲会情報 6〜7月

2014年6月4日(水)  
12時〜17時
モトックス株式会社様 主催
テーマ:フランスワイン試飲会  フランスのみ
(会場) モトックス 東京オフィス
東京都港区元赤坂1-5-12 住友不動産元赤坂ビル2F
お申し込み先 担当 永田宛
Tel.03-5771-2823

2014年6月10日(火)  
13時〜17時   
メルシャン株式会社様 主催
テーマ:メルシャン 夏のおすすめワイン試飲会
(会場)  ザ・ペニンシュラ東京
お申し込み先
Tel.03-3639-6171 Fax.03-3639-6177

2014年6月16日(月)
11:00〜17:00  
株式会社 稲葉様 主催
イタリア・スペイン試飲会 稲葉東京試飲会
(会場)
青山ダイヤモンドホール
100種類の試飲会で、イタリア・スペインのみ出展です。
お申し込み先  株式会社稲葉    
Tel.03-5333-3488  Fax.03-5333-3499

2014年6月25日(水)
13:00〜16:00 
株式会社 稲葉様 主催
伝統的土着品種VS国際品種
(会場)
渋谷フォーラムエイト511号室 
20種類 忘れ去られた、地葡萄の復興。大胆な試みによる国際品種変貌。両者の取り組みをご紹介いたします。
お申し込み先  株式会社稲葉
Tel.03-5333-3488  Fax.03-5333-3499

2014年7月15日(火)  
13時〜16時            
株式会社 稲葉様 主催
テーマ:ドイツワインの地図 ドイツ各地の魅力的なワイン20種類 ドイツのみ
(会場)  渋谷フォーラムエイト511号室
お申し込み先  活葉      
Tel.03-5333-3488 Fax.03-5333-3499   

詳しくは上記お申し込み先か弊社まで お問い合わせ願います。




サポート企業紹介
株式会社フード・クリエーター

今回ご紹介するのは、高級レストラン雑誌「大人のシリーズ」を制作・発行し、飲食店の経営改善セミナーを主催している株式会社フード・クリエーターさんです。この「大人のシリーズ」は年4回発行。1000円近い価格ながらも、セブンイレブン他コンビニエンスストアを中心に毎回約2万冊販売するという、昨今の出版不況がウソのような売れ行きです。

メディアからの注目度も高く、フジテレビ「アイアンシェフ」とのタイアップや、日本テレビ「行列のできる法律相談所」にもプロデューサーの加藤秀俊さんが出演しました。 また、加藤プロデューサーは自らも高級和食店を経営。決して恵まれた立地とは言い難い裏路地にも関わらず、雑誌とネットのクロスメディア戦略で過去最高益を更新中です。

このフード・クリエーターさんが主催する「飲食店経営セミナー」では、加藤さんが講師となり、自らの失敗経験からこれまで手掛けてきた繁盛店のメディア戦略までを余すところお話しします。「実体験に基づいているため、大変参考になる」と、参加費が8000円にも関わらず毎回毎回大盛況。 参加者特典としてなんとこの高級レストラン雑誌に、貴店がご紹介されます(1/4ページ分)。

今回は弊社とのタイアップキャンペーンとして、「柴田屋酒店のお客様限定特典」をご提供いただきました。特典内容は次回セミナーのご案内配布時にお知らせしますので、それまでお待ちください。

株式会社フード・クリエーター
プロデューサー 加藤秀俊
東京都世田谷区上北沢 4-29-20‐201号
電話番号03-5316-2371