- 第79回 こだわり通信
- 2010.2.8
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毎度ありがとうございます。
前回「決断」について書かせていただきました。 「決断」し、それと同時に「捨てるもの」を決め、あとは一所懸命行動することが大切なのです、とお伝えいたしました。 当然その決断を「成果」「目的達成」につなげたいと思いますが、どうやって考え行動したら良いのでしょうか? 今回は、その成果につなげる方法について考えてみました。「戦争は始まった時に勝負が決まっている。」
目標が決まっても、闇雲に行動したのでは思うような結果は出ない。
前もって「G⇒P⇒D⇒C⇒A」の手順を踏む。- Goal:高い志でより具体的なゴールを描くこと。
- Plan:できない理由や原因を書き出し、1つ1つ対策を練る。
「何を、誰が、いつまでにするのか」を決める。 - Do:ここまでくればモヤモヤや迷いは解消されています。
思いっきり実行しましょう。 - Check :実行しないとわからないことがあります。(不測の事態)
ポイントは定期的に確認すること。 1、実行しているか? 2、計画に誤りは無いか? (実行してからでないと、どこに計画の誤りがあったかわからない) - Action:もう一度変更点に注意し実行しましょう。
「当たって砕けろ」では勝ったためしがない。
行動することは大切です。しかしただ動けばいい、ということではありません。 成功をより鮮明に具体的にイメージし、そうなるために必要なことを思いつくだけ上げて、それを一つ一つ解決していく。そんな行動が大事なのかもしれません。
みなさん、準備はできていますか?柴田屋酒店 柴健宏
- “KODAWARI”の良店紹介
牛たん料理の奥深さ・頑張ります
「たん焼 忍」その1 -
□こんなお店です
老舗と申してもおかしくない、東京の牛タンにおいては先駆けで創業31年。ザガットサーベイにも掲載されているお店。取材にお伺いす るのが実はとても気が重たかったのです。何か軽いノリで質問してお気持ちを害さないか、怒られないか等々・・・・その上早い時間からお 忙しい店だし17時にお伺いする約束。案外ドキドキの訪問でした。 えーその心配は全くの杞憂でして、こちらが恐縮してしまうほど丁寧 に明るく迎えていただけました。何故こんなに明るく親切なのだろう。 取材は女将様からのご指名で、最初に若手社員の野澤さん(以下敬称略)からお話しを伺うところから始まりました。□何故このお店で働こうと思ったのですか。
野澤:いつもお客様がたくさん入っていて、お客様がたくさんいらっしゃるということはきっと何か学ぶことがあると感じたからです。□学ぶことはありましたか。
野澤:はい。たくさんあります。マスターからは間違ったものは絶対お出ししない。 自分で食べて美味しいものをお出しする。お客様にお出しできないと判断したものは自分たちで食べて何が良くなかったのかはっきりさせなければならない。食べ物屋である以上商品の品質が何より第一と言われます。□仕事は楽しいですか。
野澤:はい。いつも忙しいですけれどそれが楽しいです。
(ここで女将様が)
女将:この子ね今日の朝礼でマスターから褒められたのよ。□どんなことを褒められたのですか。
女将:いえね、明るく笑顔で元気な挨拶がキチンとできることがとても良いってね。明るい笑顔と爽やかで、はにかんだ感じが素敵な野澤さんありがとうございました。私が注目したのは毎日朝礼をしていること。曜日ごとに発表担当が決まっていてそれぞれ感じたことや注意することを発表するそうです。
えーすいません。1回ではまとめ切れませんでした。以下次号とさせていただきます。 住 所 新宿区三栄町16 松啓ビル1F
四ッ谷駅下車。新宿側に甲州街道を進む。四ツ谷小交差点の路地を右手に進むと次の通りの左手。18時以降はほぼ人が並んでいますので。電 話 03-3355-6338 営業時間 17:00〜23:00 (ラストオーダー22:20) 定休日 日曜・祝日 URL http://www.tanyaki-shinobu.com/ お客様応援室 出 和樹
【今月の目次】
・こだわりの良店紹介「たん焼 忍」その1
・「お客様応援室」より〜守、破、離
・Change the MENU!!「アマーロとハイ辛」
- 「お客様応援室」より~守、破、離
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こだわり通信読者の皆様こんにちは。
年も明けといううちにもう2月。1月はいかがでしたか。 厳しいといわれた09年。より厳しくなるといわれている今年です。 厳しい時期だからこそ、一概に全てそうだとはいいませんが変化=進歩の取り組みが必要だと思います。
変化といえば年初にブログサーフィン(そんな言い方するのだろうか)をしていたらエムグランドフードサービス井戸社長のブログ「ロードサイドのハイエナ」で、ステーキとハンバーグ「けん」さんでサービスの改革に乗り出すと書いてありました。その内容は愛知のジャパン興業(寅″衛門で有名な赤塚元気氏の会社。とてつもないサービスレベルのお店を経営しています)にFC加盟をしていただいて赤塚元気氏がどんな「けん」を造るか、そのノウハウと精神を他店に導入していこうということです。
「けん」さんといえば低投資、低価格で接客サービスというよりは安くて、早いが優先順位でした。実際井戸社長もそうおっしゃっております。それが来店されるお客様全てをお名前で呼ぶというくらいのサービスレベルの寅″衛門。実際3店舗行きましたが全店舗で感激いたしました。その両極といってもおかしくない二つがコラボする。
井戸社長は「けん」を変えたい。赤塚社長にとって寅″衛門の低価格帯へのチャレンジ。立ち止まっている間はないんだという想いを感じます。
ならば「けん」さん、S1サーバーグランプリへのエントリーをお待ちしています。さて、今号は変われないという方への言葉をお贈りします。
「守、破、離」です。 「守、破、離」とは能の世阿弥が記した「風姿花伝」の中の「序、破、急」を原点として、その後、千利休が「規矩作法 守り尽くして 破るとも 離るるとても 本ぞ忘るな」と詠い、江戸時代中期の茶匠、川上不白が「不白筆記」(1794年)内で記したといわれる茶道の修行段階の教えです。
これが後年諸武芸全般で取り入れられました。 「守」とは指導者の教え、行動、価値観をひたすら素直に学ぶ姿勢で、そこに一辺たりとも疑問を挟まず信じ 学んでいく。どの道にも型というものがあり、その型を習得するためには型通りひたすら何度も繰り返し稽古をしていくしかないということです。師匠の言うことにはNOはないということですね。学んでいくという中には 正しい学び方、正しい姿勢ということも大切です。「破」とは免許皆伝を受けて、その次は教えを守るだけでなく更に挑戦していくことをいいます。破るというと過激ですが、自分自身がより良くなるように工夫を重ねて教えを更に進めていく。「殻を破る」というような、 「守」の段階に自身の個性を創造するという感じでしょうか。
「離」とは自らの新しい道を開き確立していく段階という境地。教えや師匠から離れ、自分自身で学ぶ世界を創っていく。終わりのない道へ往く始まりを往く。 いかがでしょう。もっと短くまとめると「受け継がれたものを守り、合わなくなったものを捨て去り、新しく独自の工夫を加え、そして今を越えていき続ける」 さて、これが飲食業に何の関係があるか・・・・・・ 次号乞うご期待。
お客様応援室 KHM有限会社 出 和樹
- Change the MENU!!「アマーロとハイ辛」
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皆さんこんにちは、柴でございます。
ご報告にはなりますが、このチェンジザメニューを毎月地道にやり続けた結果、なんと、会社に、バーグッズ、バースペースを設置することができました!!(パチパチー)これからもますます新しい飲み物、あたらしい飲み方を提案します。
また、4の日の会場でもブースを出してお待ちしていますので、是非いらっしゃってください。よろしくお願いします。
さて、今回の提案は、イタリアのアマーロと、新しい割り材の「ハイ辛」のマリアージュにトライしました。
アマーロとは、イタリアの南部でつくられる、伝統的なリキュールで、リンドウの根を主体に薬草や柑橘類を漬け込んだものです。 今回使用したアマーロはカッフォ社ヴェッキオアマーロ・デル・カポです。 そして、今回初登場の「ハイ辛」。 とうがらしの辛さ、ジンジャーの旨み、強炭酸の絶妙なハーモニーのある割り材です。
この合いそうもない二つを合わせると・・・ ハイ辛のさっぱりとした味わいに、アマーロの薬草の味や、柑橘系の味わいが入り込んで、調和の取れた味わいになります。余韻には、ジンジャーの香りと、のどにピリリと辛みが効いてきます。風邪に効きそうな、最高の食前酒になりました。 このカクテルは「KARA-RO」!!と命名しました。 特にこれについて説明は必要ないと思いますね・・・・
上の飲み方はキリッとしたタイプなのですが、この ハイ辛の分量を半分にして、アップルジュースを入れると女の子が飲んで美味しい、まろやかなカクテルになります。
また、健康志向のお客様向けには、 ハイ辛を入れたら、そこにおつかれさんにクエン酸を加えると、酸味が加わり、すっきりとした、健康ドリンクに変ります。 このどの組み合わせも、美味しかったので今回ご紹介させていただきました。
来月は春に向けてのオススメ提案をしますので、是非ご覧ください。
柴 寛宏