- 第86回 こだわり通信
- 2010.9.17
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いつも皆様には大変お世話になっております。
ありがとうございます。株式会社柴田屋酒店も9月から42期目を迎えております。 これもひとえに皆様のお陰と感謝致しております。
さて、この折に8年目を迎えました、シバの日とKODAWARI通信をリニューアルすることとなりました。
まずシバの日は、これまで毎月4日(試飲会)と8日(勉強会)の2回に分けて開催してきましたが、皆様からの温かいご声援に応えるため開催日を1回にし、曜日も皆様がお忙しい週末を避け、週頭に予定しました。試飲会の隣接する会場で勉強会を開くことで両方参加することができます。そして、勉強会の内容についても酒屋の本質でもある『こだわり商品』について企画していきます。是非お気軽にご参加ください。そして、KODAWARI通信はお客様応援室長の出和樹を編集長に加え更にパワーアップしてまいります。そして今まで白黒で写真が見えないとご指摘を頂いておりましたが今号86号より、A3サイズの表裏カラー印刷にしました。より私共の想いやこだわりの商品がお伝えできることを期待しております。
代表取締役 柴 泰宏
混沌とした先の見えない時代が続きますが、自身の取り組みしか頼りになりません。これからもお客様のお役に立てるよう、 常に改善を繰り返して参ります。
今後とも宜しく御願い致します。
- 今月のひとり言「リーダーとは」
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毎度ありがとうございます。
人間関係は人間の幸せの根幹にあるものです。
組織は2人以上の人が同じ目的のために協力をし、行動する。
組織の中で人間関係は、目的達成に向け最も大切なものの一つと言えるでしょう。
特にその中でもリーダーが最も重要で、そのリーダーの良し悪しで成功も失敗も決まってきます。 今回はリーダーについて書きます。リーダーとは
- お客様第一主義の行動をとっている人
- 環境整備に力を入れている人
- 社長の方針を理解し、実現するために努力をしている人
- 仕事に予定を立て、優先順位をつけ行動している人
- 部下に対する仕事の指示を的確に行っている人
- 正しい仕事のやり方をよく教えている人
- 仕事が遅れたときに取り返す努力をしている人
- 社長の考え方を部下に説明でき、会社側に立って部下と話の出来る人
- 会議で社員全員の立場に立って積極的に意見を言う人
部下を叱ることが出来る人が優秀な管理者です。
部下を信頼し、やる気にさせ、困難、問題を乗り 越える力をつけさせる。率先して行動し、結果を 出し、尊敬される上司になりたいと思っています。柴 健宏
- “KODAWARI”の良店紹介
「芝大門 シロナマAgoo」 -
シロナマAgoo様の取材後、ゼットンの稲本社長のお話しをうかがう機会がありました。 「飲食店がなければ<街>は成立しない。ただの<町>だ」この内容を聞いたときに、Agoo様が思い浮か びました。
Agooの店長様は1992年よりベルギービールに関わってこられ、1996年にベルギーへ行かれた際に アントワープの方たちが仕事帰りに地ビールを飲んで帰宅していく。
その情景が「文化」だと感じられたそうです。その感動をベルギーの生ビールを日本に紹介していく、特に 白ビール(シロナマですね)ヴェデット エクストラ ホワイトを育てていきたい。この芝大門、浜松町というビジ ネス街に溶け込んでいき、仕事帰りの一杯のシロナマを文化としていきたいと強い想いをもっていらっしゃいます。
決してお金をかけたお店ではないけれど、そんな想いがスタッフにも料理にも、お店の隅々まで届いているような気がいたします。 でもそれが肩肘を張ったようなものではなく、働いているアルバイトスタッフがこのお店が好きだと言ってもらえることが嬉しいともおっ しゃる、本当に気軽に気楽にシロナマを楽しめるお店です。
ベルギー産でほぼ固められた常時70種のビールに季節替りさせたり、月で代えたりとチャレンジ精神も一杯です。80歳と73歳の常連のお客様がいらっしゃることが自慢です。そう言った店長様の誇りと笑顔がこのお店の力量を示しているとも思えます。
ちなみにAgooとはオーナーの奥様が命名なさったそうで、 前向きとか意見を一つに等の意味が込められているそうです。
今宵、一杯のシロナマで一日のジャンクションを・・・・・・・・ 住 所 東京都港区芝大門2-4-5 杉原ビル1F 電 話 03-3432-1535 営業時間 月〜木 17:00〜01:00(L.O.24:30)
金・祝前 17:00〜02:00(L.O.01:30)
土・祝 18:00〜24:00(L.O.23:30)定休日 日曜日 URL http://www.dotcommise.com/
【今月の目次】
- 「お客様応援室」より〜S1サーバーグランプリ(2)
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素材を強く訴求しているお店が増えています。
○○産和牛とか有機野菜、漁港直送の魚等。それはそれで素晴らしい取組みと思います。 しかし、素材にこだわりがあればイコール美味しいとは思いません。 それは造り手の技術であったり、おいしい料理を造ろうという想いであったりすると思います。 その美味しさをお客様にきちんと伝える、造り手も提供者もです。説明できるということのみではありません。美味しさを伝えることは提供者=サービスのパフォーマンスすべてに表れるものだと考えています。そこでS1サーバーグランプリです。
S1は「また逢いたい」サーバーを賞賛する大会ですが、お客様との笑顔の会話のみがパフォーマンスされるわけではありません。 商品提案であったり、クレーム対応であったり、お客様に「また来ていただく」その要素、スキルとモラル、想い全てが表れます。 現在、第一次調査の真っ最中です。10月には第二次審査、11月には地区決勝と進み、来年3月8日に中野サンプラザにて全国大会が行なわれます。実は第二次審査より公開されておりまして、どなたでも観覧することができます。
第二次審査は第一次審査を勝ち抜いた上位20%のサーバーが規定審査と面談によって競われます。それぞれのサーバーたちが一つの課題にどう対応するのか、色々な対処や主導権のとり方等々、私自身が本当に学ぶことが多いのも第二次審査です。一様なサービスしかできていないなあと感じる経営者様や店長様がおられましたら、是非、観に来てく ださい。技術的な点でも気づきや学びがあると思います。近くなりましたらまたお知らせいたします。
- Change the menu <ヌーヴォを売ろう>
年々ボージョレー・ヌーヴォの販売が難しくなってきています。 そこで今回のチェンジザメニューは、ヌーヴォをいかにお客様に飲んでいただくかのテクニックの提案をさせていただきます。
1.見せる
店頭や店内にクーラーを置いて冷やしてあるヌーヴォを見せて演出しましょう。これでヌーヴォ解禁を知らないお客様にも 「ああ、今日はボージョレー・ヌーヴォかぁ」と購買動機をくすぐります。2.ボトル売りに執着しない
極端に申し上げると「ボトル売りはしない」でもよいくらいだと思います。ボトル売りに固執すると、 他の通常ワインと価格を比較され「高い」と判断され敬遠されてしまいます。
でしたらグラスで気軽に飲める価格にして、お客様に「今年はヌーヴォ、お飲みになりましたか」 とアプローチしましょう。お客様にはヌーヴォを飲んだというネタを差し上げるつもりで。
ポーションを少なくしてもお手ごろ価格で、多種のヌーヴォを飲んでいただけると良いですね。 そして、少ないお客様にボトルでお飲みいただくのではなく、グラスで店内にいるお客様全員に お飲みいただけるようサービスすれば、相乗効果も上がります。
今年の柴田屋は柴田屋オリジナル限定ボージョレー・ヌーヴォをご用意しています。
- 編集後記
新しい期になり、倉庫、本社の移転と柴田屋も変革を進めております。 こだわり通信も大きくリニューアルいたしました。ページ数は減りますが、これで皆さまにカラーの写真でお送りできることができるよ うになります。量は減少、質は拡充・・・・・・ 柴社長も難しい仕事を私にくれました。しかし、軽くそして内容濃く。 もしかすると現代の企業に必要なことなのかもしれません。難しいことこそチャレンジのし甲斐がある。まだまだの紙面ではあります が今後も努力、精進してより良い紙面にしていく所存です。 何卒、宜しくお願いいたします。どうぞご意見、ご指摘お待ちしております。ありがとうございました。
お客様応援室 KHM 出 和樹