こだわり通信
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2012.11.1

【今月の目次】


今月のこだわり

外食フェスタ

毎度ありがとうございます。
9月10月と柴田屋酒店では三つのイベントを開かせて頂きました。1)お米の収穫、2)葡萄の収穫3 )外食フェスタです。葡萄の収穫は二年目でしたが、お客様の参加数とその笑顔からお客様に喜んで頂きました。 そして三社合同の外食フェスタも四年目を迎え初めて来場者1000名を超える展示会になりました。大雨の中ご来場頂いた全ての皆様、いつもサポート頂いているメーカーの皆様、ありがとうございます。

その中でとりわけ、お米の収穫は初めての体験で予想していたより大変でした。みなさん汗びっしょりかいて作業をしてもらいました。この大変な思いをした分だけ、できたお酒への思い入れ・愛着は、まるで自分の子供のような気持ちになることでしょう。新酒ができ上がり、お店の常連さんにその想いを語る。常連さんにはどう見えるでしょう? 生き生きと一生懸命に自分達だけのお酒の話をする皆様に、きっと「じゃ、それ持ってきて!」「ありがとう、また来るよ!」となってくれたら嬉しいです。生産者、 メーカー、酒屋、飲食店にはそれぞれに役割があると思います。 各々がその役割をしっかり果たした時、お客様に感動を 運べると思います。
柴田屋酒店はこれからもお客様の ご繁盛のために様々な挑戦をしていきます。

柴 泰宏




今月のひとり言

毎度ありがとうございます。
早いものでもう11月です。今年も残すところあと2ヶ月。最盛期に向けた準備が着々と進んでいることと思います。そんな準備をするにも大切なのが、「人材(人財)」ですね。今年の春、学校を卒業し社会人になった新入社員の皆さんが、研修を終え、実際の仕事について少しずつ慣れてきたころではないでしょうか。柴田屋酒店にも多くの仲間たちが増えました。右も左もわからず、不安イッパイの彼らに、やりがいを感じて仕事をしてもらうこと、仕事を通して夢を実現するというビジョンを持ってもらい仕事にあたってもらうことがとても大切だと思います。そのために大事なのが先輩方の接し方、関わり方ですよね。

伝える≠伝わる

「伝えること」と「伝わること」は異なります。 伝える側をAさん、伝えられる側をBさんとします。まずAさんはBさんに伝えます。でも伝えるのが目的ではありません。 目的は成果を創ることです。

『伝える→伝わる(理解する)→行動する→失敗を繰り返す→成果を得る』

ここで最も大切なのはAさんです。もし伝わらず成果が出せない状況であれば、Aさんの伝え方に問題があると判断するべきです。Aさんの責任は70%です。しかしAさんだけの責任ではありません。Bさんにも責任は当然あります。どれくらいか?・・・ 答えは50%です。(?)計算が合わない、と思った方も多いと思います。しかし合っています。 Aさんが70%で伝え、Bさんがしっかり受け取れば、十二分(120%)の成果を得ることができます。
お互いが自分の都合で会話をするのではなく、相手の気持ち、状況を考えて行動すれば二人の関係は良好になるのは当然のこと、更に大きな成果を手に入れることができるのです。 上司の仕事は部下に成果を作らせること。自分ができるのは当たり前。チーム、組織を円滑に動かし、成果をつかみ、みんなで一緒に喜び合いましょう!

柴 健宏




お客様応援室より<人事管理 出口を塞ぐ-1>

皆さんこんにちは、今号より新章です。 少し未来のお話しから始めたいと思います。
下図をご覧ください。

人口ピラミッド

これは人口ピラミッドという表で、日本の人口の男女別年代別の分布を表にしたものです。左が2010年、右が2050年の予想図です。 一目見れば、下部にくる若年層が細くなっているのがわかると思います。 世界でもこんな状況になっている国は日本だけで、更に2050年の予測図では分布そのものが細くなってしまっています。人口そのものが減少することを示しています。市場規模が縮小して外食の未来がどうこうを言いたいのではありません。外食そのものは無くなりはしませんし、お客様に選ばれる店になっていかなければ、市場も人口も関係ないからです。
人事管理 出口を塞ぐ-12050年には労働力の中心を担う若者の35%がいなくなってしまう。 果たして外食産業で働いてくれる日本人はいるのだろうか?これが私の大きな懸念です。そして今現在でさえ、雇用に苦労している我々の産業です。
折角雇用しても、直ぐに辞めてしまう。先日何社かの雇用数と離職数を見る機会を得ましたが、離職率50%以上という企業が存外ありました。

こんな無駄なことはありません。そして将来を考えた時に、あっさり辞めさせてしまう産業に不安を感じます。応募して面接を受けて採用に なった時点では、やる気はあると思うのです。 なのに、翌日で辞めてしまう、一週間で辞めてしまう。何故なのでしょう。

確実な答えは無いのかもしれません。しかし、私は35年間この業界で楽しくやりがいを持って働いてきました。採用した後、辞めて出て行ってしまう出口を塞ぐことはできないか考証してみたいと思います。

出 和樹




絆プロジェクト第二弾 「最終章」

5月の田植えから9月の稲刈り。
私たちが作ったお米が先日酒造好適米としての検査を受け、なんと「特等」の評価を受けました!
これも一緒に行って作業した皆様と農家の方のお陰です。本当にありがとうございます。この大切なお米を現在、永井酒造さんが丹精込めて醸して頂いております。
そんな中、今回のご案内は最終章!

「オリジナルラベル手貼り」です。
今回は常連のお客様をお連れ頂いて、一緒にお酒のボトルにオリジナルラベルを手貼りで貼っていただきます。 皆様の想いが、最後に商品となる瞬間を共有し、体験を共有することで、お店の方と常連さんの間で今までにない、より身近な会話が生まれ、仲良くなること間違いなしです。 是非ともお忙しい中とは存じますが、お店のご繁盛のために奮ってご参加ください!
お申し込みは、担当営業まで!

新酒「絆」
※商品詳細(予定)
酒米:五百万石
精米歩合:60%
使用酵母:群馬KAZE酵母
アルコール:17%
規格:純米吟醸無ろ過生原酒
日本酒度:4
酸度:1.5
納入価格:1,480円(720ml)
裏ラベル:店名が記載されます

【注意事項】
※今回ツアーに初参加の方は、お店に24本の商品販売割り当てがございます。
※ツアーは一人5000円(バス+昼食代+研修費+試飲酒代込み)
※18時に解散予定ですが、道路事情により遅れることもあることをご了承ください。

【日時&スケジュール】
12月2日(日) 
集合:7時30分   新宿駅西口改札口
出発:8時   新宿西口 スバルビル周辺
体験:11時〜   手貼り体験
昼食:12時30分   古新館
帰路:14時30分
解散:18時   出発場所と同じ




こだわりの良店【メニュー】

こだわりの良店もひと回りいたしまして、また、営業スタッフが見つけてきましたメニュー編です。 美味しいだけでは中々また来ていただけない現況の参考になればと思います。

三軒茶屋 ブッシュマン様三軒茶屋 ブッシュマン様
「マグロとアボガドのポキサラダ」和食でも器で食わすと言われますが、雰囲気がとても良く表現できていると思います。この一品でテーブルの上がハワイですね。

高円寺 やっとやっと様高円寺 やっとやっと様
9月にご開業した焼鳥店です。
ワインと焼鳥は絶対に合うと思います。ワインを飲んでいただく、器やサイドメニューで飲みたくなる仕掛けが必要だと思います。良いですね。

牛込神楽坂 からかうあ様牛込神楽坂 からかうあ様
ご夫婦で二人三極で営業なさっている気さくなカレー屋さん。メニュー表示方法が気さくさと、「今日のカレー」という表現が手造り感や本格感を感じさせます。
そして、カレーです。野菜でかっ!というより丸ごとです。インパクトがあって、野菜という売れるキーワードをしっかり表現できていると思います。 もちろん、美味しい。

上井草 焼肉きよみず様上井草 焼肉きよみず様
こちらのお店、野菜は480円の食べ放題。 野菜というキーワードは気持ちの片隅にヘルシーが常に在る最近のお客様には効きます。
それも食べ放題、これは魅力です。セルフでお客様が自分で取りに行くのですが、ショーケースに入っているという見せ方も品質への気遣いが感じられて良いと思います。

巣鴨 立ち飲みワイン 楽gaku様巣鴨 立ち飲みワイン 楽gaku様
ちょっと裏路地にある立ち飲み。私の好きなシチ ュエーションです。ピスタチオ、別に物珍しくはありませんね。この ピスタチオは燻製されているのです。何ということ のない素材もちょっとのアイデアと手間で、お客様 が口にしたときに「WAO!」が生まれると思いま す。下段は前菜盛り合わせ。彩りもきれいですね。 黒のサービスプレートによく映えていると思います 女性らしい感じです。一概には言えないのですが、 バー的なお店はこんなタパスメニューに力を入れた ら良いように思います。

「こだわり」「気遣い」メニューにもそんなイメー ジが必要な気がします。美味しいをより美味しく。 既存のメニューでも改善できる点があるのではない でしょうか。
年末繁忙期に向かいます。再来店していただける ように身体に気をつけて頑張ってください。
お客様応援室 出 和樹