- 第32回 『スピリッツ』とは、、、
- 2006.3.24
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お酒の場合、“スピリッツ”というと、代表的な物ではジン、ウォッカ、ラム、テキーラといったところでしょうか。
その他にもブラジルのピンガや北欧のアクアビット、東南アジアのアラックや日本の焼酎などもスピリッツに入ります。もっといえば、ウイスキーやブランデーもスピリッツという事になります。
つまり、蒸留酒はすべて“スピリッツ”なのです!もともと“スピリッツ”という言葉には精神、真髄、魂などの意味があり、ウイスキーの語源も『生命の水』だし、ブランデーも『オード・ヴィー(命の水)』と呼ばれています。
すなわち、みんな魂のこもったお酒という事になるのです。ただ、一般的に“スピリッツ”という場合は、ウイスキーやブランデーを除いた、いわゆるホワイト・スピリッツを差します。ホワイトとはいってもなかには熟成させたり、エキスを注出させた物にはダークな色合いの物もあるので、すべてがホワイト(無色透明)というわけではありませんが・・・。
そのホワイト・スピリッツといえば、以前はカクテルのベースとしての需要がほとんどだったのですが、最近ではロックやストレートで飲んだり、ソーダ割りで飲まれるケースが増えてきています。
日本に輸入されるプレミアム・ウォッカもここ数年で、グレーグース、ベルヴェデール、ビボロワと新しいアイテムが増えてきています。日本は先進国の中でもプレミアム・ウォッカの市場では出遅れているというか、まだまだこれからの市場のようです。各メーカーこの市場を狙っているようですが、今後もさらに伸びる?!もしかして次にブームがくるのは・・・。
柴田屋酒店 深田良一