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<ニューワールドワイン試飲会レビュー>
今回8月12日シバの日はチリをはじめアルゼンチン、アメリカ、ニュージーランド、オーストラリア、そしてセミナーの題材にもなった大注目エリア南アフリカ等、ニューワールドと呼ばれるエリアのワインばかりを集めた試飲会でした。ニューワールドワインは高コストパフォーマンスの代名詞といえるほど、価格はお手頃であるのに、味は期待以上という点が大きな魅力のひとつと言えるでしょう。そんな安旨ワイン宝庫、ニューワールドのワインを70種類以上集めた試飲会の中で、ひときわ人気の高かった商品をご紹介いたします。
センデーロ ソーヴィニヨン・ブラン 750ml
〈チリ〉シバの日価格785円【82824】
飲食店様専用のお買い得ハイコスパワイン! 明るく緑がかった黄色。ソーヴィニヨン・ブラン特有の、ハーブ、柑橘系フルーツそしてピーチのアロマ。軽くフレッシュでバランスの良い、さわやかな辛口白ワインです。シャトー サン ミッシェル リースリング750ml
〈アメリカ〉シバの日価格1480円【46964】
ほのかな甘さが心地よいリースリング!白桃やリンゴなどの爽やかで豊かな香りに、柑橘類のニュアンスが加わり、果実味を活かしたスタイルで醸造された、フレッシュで長い余韻が魅力のワインです。ワインそのものでも楽しめますが、料理との相性も幅広く対応できます。ファウンド・ストーン ブリュット キュヴェNV 750ml
〈オーストラリア〉シバの日価格875円【94904】
新感覚泡 スクリューキャップで 登場! 急成長を続ける高評価ワイナリーの自信作。爽やかな柑橘類のフレーバーと綺麗な泡、引き締まった酸がとても魅力的な一本です。料理と相性抜群の逸品です。スピアーヴィンテージ・セレクションピノタージュ750ml
〈南アフリカ〉シバの日価格1575円【36378】
ハイパーコスパな南ア産ワイン!南アフリカの高級ワイン産地ステレンボッシュで1692年からワイン造りを行う名門。ベリー系のリッチな果実味とタバコやスパイス香の複雑なアロマ。ふくよかで柔らかな口当たり、コクとボディのある十分な飲みごたえも楽しめます。クライン ロダイ ジンファンデル750ml
〈アメリカ〉シバの日価格1330円【35648】
ジンファンデルと言えばここ!ジンファンデルの伝統的な産地、ロダイを中心にブレンドした米国でも大人気のジンファンデルです。チャーミングな果実味とブラックペッパーのようなスパイシーさとコクのある味わい、この価格でこの品質は本当にお得です!ゴールドウォーター マールボロ ピノノワール750ml
〈ニュージーランド〉シバの日価格1780円【94930】
ブルゴーニュ好きの方にもオススメ! やや明るいルビーの色調で、赤系果実の香りが拡がります。 イキイキとした酸とシルキーなタンニンのおかげで、エレガントな印象に仕上がっています。ニュージーランドのお手頃ピノノワールです!
本間 敦氏 プロフィール
1997年 都内百貨店ワイン売場を立ち上げ、10年間売場責任者を務める。2004年 某ワインインポーターに転職、イタリアワインのブランドマネージャーを4年担当2012年 9月より、株式会社モトックス現職。週刊モーニングの人気漫画『神の雫』連載開始時より、原作者に様々な助言、 のちに漫画に登場する『本間長介』のモデルとなる。現在イタリアワインの魅力を伝えるべく、セミナーやワインディナー講師として全国行脚の毎日。開催日 平成26年8月12日(火) 時間 試飲会
11:00〜16:30
セミナー
1回目13:00〜13:45
2回目14:15〜15:00(各回18名)会場 株式会社柴田屋酒店 会議室
中野区中央5−3−11 柴ビル2F
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<セミナーレビュー 〜南アフリカワインセミナー〜>
今回は「南アフリカワインセミナー」と題して、前回に引き続き株式会社モトックス 本間 敦氏を講師に迎え、試飲をしながら産地の特性、南アフリカワインの魅力など写真を使った資料とともに、わかりやすく解説していただきました。
●素晴らしいワインを生み出す産地
ブドウ生育において理想的な四季があり、海から吹き上げる涼しい風(ケープドクター)の恩恵を受け、素晴らしいブドウが育つ産地である。●ケープドクターがもたらす効果
海から吹き上げる冷たい風は、ぶどうの酸を保つだけではなく、病気になる原因のカビを防ぎ、農薬の使用を最低限に抑えることができる。●様々な品種が作れる
地殻変動や浸食のため非常に複雑な地形で狭い範囲で細かい気象の差が生じる。それによりつくられるブドウ品種はバラエティ豊か。●圧倒的に安い人件費
フランスと比べれば、南アフリカで同じ手間隙をかけたワインは3分の1程度の価格で買える。それも安い人件費とコストのなせる業。●南アフリカワインがなぜ伸びているか?
『低価格でもいいものを』という消費者の価格意識の変化、安価なワインを気軽に飲める環境の広がりといった需要に応えることができる南アフリカワイン。生産者の個性があふれたワインや、特徴的な味わいで素人にも玄人にも受けるワインがあり飽きさせない。 今年、南アフリカワイン検定が初めておこなわれるなどブームの兆しを見せています。いち早く取り入れることで差別化を図れるアイテムとして自信をもっておすすめいたします。 -
<「THE ひやおろし」日本酒試飲会レビュー>
8月25日の日本酒試飲会は、年に一度しか味わえない旬のお酒「ひやおろし」の試飲会でした。ひやおろしとは、冬に作ったお酒を春に搾り、 1回火入れをし、安定して熟成できる状態にしたものを、貯蔵してひと夏熟成させ秋の頃にそのまま出荷するお酒のことです。そんな秋のごちそう酒「ひやおろし」ですが、早く熟成して飲み頃になるものもあれば、ゆっくり熟成する大器晩成タイプもあり、同じお酒でも月を追うごとに味わいが深まっていきます。そんなひやおろしの中でも「今、美味しい!」と人気を集めた商品をご紹介します。(季節限定商品の為すでに売り切れもございます。ご了承ください。
七賢 ひやおろし 純米 1800ml
〈山梨県〉シバの日価格2400円【94756】
山梨の若手蔵元が造りだす人気上昇中の銘酒! 山梨県産米を100%で醸した純米酒。 熟成期間を低温でゆっくりと熟成させることで、雑味を出さずに円熟した米の旨みが引き出されています。米の旨みをじっくりと味わえる芳醇な味わいのやや辛口です。龍力 純米吟醸 ひやおろし 山田錦 1800ml
〈兵庫県〉シバの日価格3200円【21890】
兵庫県・特A地区の山田錦で醸した旨みたっぷりのひやおろし! 落ち着いた中にも山田錦の特徴である華やかさがあり、口に含むと上質なお米の甘さを感じられるまろやかな口当たりです。飲み方は冷や〜お燗まで美味しくいただけます。様々な秋の料理と共にお楽しみください!秋とんぼ 山廃 山田錦 1800ml
〈神奈川県〉シバの日価格3000円【90558】
神奈川県海老名の銘蔵「泉橋酒造」の季節限定酒です! 山田錦の濃厚な米の旨みを残していながらキレがある、米の旨みがシッカリと楽しめるお酒です。料理との相性が素晴らしく食欲の秋に、実りの秋に相応しい秋とんぼのお酒です。ぬるめに燗をして頂くと一層美味しさが増します。秋とんぼ 山廃 雄町 1800ml
〈神奈川県〉シバの日価格3500円【94941】
リッチな柔らかさと突き抜ける辛口! 山廃の持つ複雑な旨み、そして、甘くないドライな感じがいづみ橋らしい!そんな味わいです。食欲の秋にお料理の旨さを引き立てます。秋口は「冷で」、そして冬が近づくにつれ「燗酒で」と季節感に合わせて飲み方をご提案することをオススメします。富久長 純米吟醸 秋桜(コスモス)1800ml
〈広島県〉シバの日価格2700円
女性杜氏、今田美穂さんが醸す銘酒『富久長』の秋の限定品、秋桜! 富久長の特徴である果実香はやや抑え目に辛口に仕上げた吟醸ひやおろしです。食欲の秋に『食中酒』として楽しんで頂きたいという蔵元の意図が伝わる一本です。白身の魚や甲殻類との相性は抜群です!日本酒には、季節によってそれぞれの楽しみ方がありますが、その中でもひやおろしは、秋の美味しい食材を引き立たせる日本酒と言えるのではないでしょうか。お客様にも料理との相性とともにご提案することをオススメします。
杜の蔵 名倉様 プロフィール
蔵の想い: お酒の文化を守り続けるというだけでなく、磨きあげていく意識を持たなければならないと考えています。 多くの愛飲家の方々にとって お酒を飲むことそのものが目的では なくなったように、私たちも酒造りをすることが目的となっては いけないと考えています。
<セミナーレビュー 〜南アフリカワインセミナー〜>
今回は福岡県の株式会社 杜の蔵 営業兼蔵子でおられる名倉 禎吾様をお招きし秋に旬を迎えるお酒「ひやおろし」についてじっくりとお話しいただきました。また、試飲には森の蔵様のひやおろし「独楽蔵 ひやおろし 二年目の秋」を温度違いで試飲をしました。日本酒に関する疑問や造りの違いなど、解りやすく丁寧に解説して下さる名倉様のセミナーは、参加者の方からたくさんの質問が飛び交い活気のある会になりました。
●ひやおろしに定義はない?
ひやおろしと一言で言っても多種多様な味わいが存在する。出荷のタイミングも以前より前倒しにする蔵も増えている、秋あがりとよばれるお酒とひやおろしとの違いを明確にする厳密な定義はない、といった曖昧さがあるのが現状。飲む側にも多少の知識がないと混乱するのではないかという問題点もある。●ひやおろしは生酒?生詰?
いっさいの火入れを行わないお酒で、「本生(ほんなま)」「生々(なまなま)」とも呼ばれる。→「生酒」 貯蔵前に一度だけ火入れをする。いったん火入れをして貯蔵したお酒を、瓶詰め前の火入れを行わず生のまま詰める。→「生詰め」ひやおろしはこれに該当する。「しぼりたて」や「新酒」といった言葉に比べると、「ひやおろし」に馴染みのないお客様もいるかもしれません。しかし味に丸みを帯び、旨味がのって飲み頃を迎えている今この時期にこそ、ひやおろしをしっかりお勧めすることが大切だと名倉様は仰います。日本には四季が存在し、その時々に旬の食材あるように、日本酒にも旬があります。味覚の秋、旬の食材と日本酒を併せてご提案してみてはいかがでしょうか。
開催日 平成26年8月25日(月) 時間 試飲会 11:00〜16:30
セミナー 13:30〜15:00(定員16名)会場 株式会社柴田屋酒店 会議室
中野区中央5−3−11 柴ビル2F