そして、3月の8の日勉強会は、 株式会社アメニモ代表、村野秀二さんをお呼びしまして、「自分らしいリーダーシップの発揮」について、たっぷりと勉強しました。
村野さんは、毎月、僕たちが行っているコーチング（目標を達成するために必要となる能力や行動をコミュニケーションによって引き出すビジネスマン向けの能力開発法。）の先生の小暮裕美子さんを教えた方で、言わば僕たちの先生の先生です。
会場の教室に入るやいなや、机も何も無く、円形に並べたイスに皆さん向かい合って座らせられて、「うわー、やべぇとこきちゃったなぁ」と感じた方は僕以外はいないと思いますが（笑）、最初は、みなさん緊張されていて、空気も少しどんよりしていた感じでした。 しかし、村野さんが話し出すとすぐに、場も和み始め、体を使ったウオーミングアップ（全員が教室の中を自由に歩き回り、すれ違う人に目で挨拶をしたり握手をしたり、握手のつなわたりをしたり等）が終わると、教室の空気はだいぶホットになりました。 その後に、強引に引っ張っていくだけがリーダーシップでは無く、自分の個性、相手の価値観を大切にした、自分らしいリーダーシップの作り方について、みっちりと二時間、実践を交えて勉強しました。
例えば、すごく悩んでたり、落ち込んでいる人が周りにいたら、みなさん何て声をかけますか？よく「頑張れ！」とか「大丈夫！出来るよ！」っていう感じで励ましてしまいますよね？でもこの励まし方を上の立場の人間が一方的にすることは、非常に危険で、受け取る側からすると、「いいからやれ！」と言っていることと、同じに感じてしまうこともあるそうです。真面目な人ほど考え込み過ぎて、この言葉が重たく感じてしまい、次第にうつ病に繋がってしまうことも･･･。
そこで大切なことが、この日のキーワード「認知と励まし」です。 ただ励ますのではなく、相手の個性、価値観を理解（認知）したうえで、「○○君の明るさと元気があれば、きっと大丈夫！」とか「○○さんの誠実さがきっと通じるよ！！」っていう感じで相手を認知して褒めるこが大切です。人に要望があるときも、「○○の笑顔があればもっといい挨拶が出来るんじゃない？！」とこの「認知と励まし」が使えるのです。 二時間あっという間でした。最初の緊張した嫌な空気は完全にどこかへ行ってしまい、皆さん、「今日は来て良かった」と笑顔で帰っていただきました。
本当に為になる勉強会でした。

柴田屋酒店　北爪正明