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- 48の日ご報告【シャンパン・スパークリングワイン試飲会・シャンパンセミナー】
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【試飲会より】
柴田屋人気のスパークリングワイン試飲会が、19社85種のスパークリングを集めて行なわれました。 これだけの品数が揃う試飲会は、他ではありません。年末に向けて華やかなスパークリングが売れる季節、 しっかりと品定めができましたでしょうか。
編集の私は初参加。本当にこれだけスパークリングワイン自体を見るのが初めて です。出品リストを見ると生産国、価格帯も非常に幅広くこの中から、お店や 価格に合わせた商品が選べると思いました。
残念ながら、お時間が取れずにご参加がかなわなかった方々、是非、次回は予定 をつけてご参加ください。それはバーやレストランだけでなく、居酒屋や和食、中華でも使える商品が必ず 見つかると思います。12月はお客様もハレの気分ですからいつものお酒ではな く、こういった商品をご用意しておくことはお客様の再来店に繋がるきっかけと なると思います。
私が気に入ったのは、スパークリングワインではないのですが、シードルが出品されていまして、あまりワインが売れない縁がないというお店でもお客様のお祝いなどに用意しておくと喜ばれます。
私自身、店長時代お客様へのサービス用としてシードルを用意しておりました。
【シャンパンセミナー】
お越しいただいた皆さまにはきっとご満足いただいたと思います。今回出品され た中で柴田屋がイチオシの商品を巻末に発注表として掲載しております。 是非、ご利用くださいませ。また、商品についてのお問合せは担当営業にご遠慮 なく。ありがとうございました。
試飲会と同時開催で、株式会社ヴァンパッション社 山本祥平氏によるシャンパンセミナーも行なわれました。
講師を勤めていただいた山本氏は、ソムリエを経てニュージーランドに留学なさり、レストランでソムリエをするだけでなく、葡萄畑で栽培の勉強もなさってきた方。
2003年にはコミ・ソムリエコンクール最優秀賞。2004年にはロワールワイン若手ソムリエコンクール全国第1位の方です。セミナーの内容は「シャンパーニュセミナー」シャンパンの産地やシャンパンの味わいの違いの要因について、画像や地図、味の表現など私のようなめっきり素人でもわかる言葉で教えていただきました。
シャンパーニュには357の村があって特級ワインを産出する村は5%弱しかないこと。
一番感動したのはシャンパンにはネゴシアンマニュピュラン(NM)とレコルタンマニュピュラン(RM)という2種類があり、RMは4800社もの自分の畑だけで採れた葡萄を使って、自分たちでワインを造っている小さな醸造家たちがいること。
大手のNMを決して否定するわけではありませんが、RMの一つひとつにストーリーがあるのだなあとシャンパン=高級品。だから敬遠という考えを改めました。このRMこそ柴田屋が取り組んでいくシャンパンではないかと想いを新たにした次第です。講義だけでなくテイスティングも行いました。
用意いただいた銘柄はRMより以下の3種。- ルネ・ジョフロワ
シャンパーニュ・プルミエ・クリュ・キュミエール・エクスプレッシオン・ブリュット - ギィ・シャルルマーニュ
シャンパーニュ・グラン・クリュ・メニル・シュール・オジェ・レゼルヴ・ブラン・ド・ブラン - ミッシェル・アルノー
シャンパーニュ・グラン・クリュ・ヴェルズネイ・ブリュット・トラディシオ
私などはただ飲んで、どうであったかなどと聞かれても差異がわからなかったでしょう。
しかし、山本氏の本当にわかりやすい味の違い、それが土なのか生育する場所なのか理由も説明していただいたおかげで私でも、それぞれの違いを実感できました。
RMだからこそ特徴も出るのだと思います。
試飲した中で私が一番自分で美味しいと思いましたのは(2)番。
経験のない私にはわかりやすいのが一番だと思うのですが、(2)番が一番香りをはっきり と感じられて、味わいと共に後味がよかったように感じました。
ちなみに(2)番は以下のように表現されていました。シャンパーニュ地方の中でも一番石灰質の割合が高い特級村「メニル・シュール・オジェ」。
そのため、石灰質土壌由来の引き締まったミネラル感が特徴。
白ブドウのシャルドネ100%のため、香りは洋梨やカリンのジャムや花の蜜などアロマティックな 香り。 味わいはしっかりした果実味とともにバランスの取れた酸味と味わいの後半に豊かな ミネラルが余韻へと長く続く個性的なシャンパーニュ。本当に勉強になったセミナーでした。
実感できるって素晴らしいことです。
ありがとうございます。日時 平成22年11月2日(火) 会場 渋谷フォーラムエイト
渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビル進行 <試飲会>14:00〜16:30
<セミナー>14:30〜16:00 - ルネ・ジョフロワ